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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎


2005年08月18日(木)楽器の中から

 今日は加藤千晶さんのライブのリハだった。

 スタジオでテューバをケースから出そうとしたところ、ベルの奥の方からばさばさと音がする。上から覗いても何も見えない。意を決して楽器を回転させてベルを下に向けて振ってみた。一匹の蝉がぽとりと床に落ちる。

 昨日は葉山の海の家でこまっちゃクレズマのライブだった。ほとんど屋外みたいなものだから、蝉がベルに飛び込んでも不思議はない。アンコールにお客さんと共に海岸の砂浜に移動して演奏したので、その時かもしれない。ただ、テューバは演奏していないときはベルを下にして床に置くので、蝉が楽器に飛び込んだのは演奏中の確率が極めて高い。

 蝉のそばで大砲を鳴らしても蝉は逃げなかったので蝉は耳が聞こえないのではないかとファーブル昆虫記に書いてあるが、それは蝉の聞こえる周波数帯域が蝉の鳴き声のあたりの極めて狭いものであるのが原因だそうだ。今回の例からも、テューバの音の帯域は蝉の可聴範囲外であることがわかる。

 とりあえず飛ぶ力は残っているようだったので、外の木に放してやった。雄の蝉だったら、鳴き声ですぐに気がついただろう。

[link:452] 2005年08月19日(金) 03:55


2005年08月26日(金)葉山にて

その葉山の海はこんな具合でした。

撮影は森洋利さん。
舞台写真をてがける森さんのブログは、なかなか面白いです。
http://blog.livedoor.jp/ymp1/

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[link:453] 2005年08月26日(金) 10:46


2006年01月03日(火)おひさしぶりです

 今日は2006年1月3日ですが、この前の更新は2005年の8月26日、これはちょっとあんまりですね、このコーナーのシステムを開発してくれたU5さんに申し訳ない。

 昨年は本当にいろいろなことができた一年で、音楽家として充実した一年を過ごすことができました。ひとつひとつのライブや録音で新たな発見があり、この年令になっても日々勉強であることに音楽の奥深さを感じます。

 昨年急速に高まったSP盤熱はまだ続いていて、新譜のCDはほとんど買わずに古いSP盤ばかり買い漁っています。蓄音機で聴く音楽がこんなに気持ち良いというのは、僕にとって大きな発見でした。懐古趣味に走るのではなく、この気持ちの良さを自分が作る音楽に生かせたらと思います。

 それと同時に電子音の世界にもこっそりはまっていました。サントラものなどで小出しに使ってはいますが、いずれ自分なりの非アコースティックな音世界も作ってみたいと思います。

 今年はもう少しまめに更新したいと思います。
 ともあれ、本年もよろしくお願いいたします。

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愛用の蓄音機

[link:454] 2006年01月03日(火) 16:39


2006年01月18日(水)引きこもり

 1月8日から俊さん、DCPRG、こまっちゃクレズマのツアー、コブラ、栗コーダーでのコンピレーション用録音、そのミックスと続いて、昨日で一段落。今日からはしばらく休みなので部屋の片付けでもしようと思っていたが、新しく購入した機材が面白くて、一日中それで遊んでしまった。新品のエフェクターを買ったのは久しぶりだ。

 今月の前半で特筆するべきことは、初めて島根県で演奏したことだ。あちこち行っているようで、案外行ったことの無い県が各地方に少しずつ残っている。例えば、九州では佐賀県で演奏したことがないし、四国では意外と香川県で演奏したことがない。他に和歌山県、奈良県、福井県、秋田県が演奏したことの無い県だ。全県制覇は遠い。

[link:455] 2006年01月18日(水) 17:09


2006年01月21日(土)ローベルト・ザグレッヂーノフさんのコンサートに行った

 昨日はバシコルスタン共和国から来日した口琴奏者ローベルト・ザグレッヂーノフさんのコンサートを聴きに行った。ローベルトさんは口琴名人で、なおかつ発明口琴製作者でもある。弁の長さが演奏中に変えられるピストル型トロンボーン口琴や洋梨型共鳴機付き口琴、ベル付き口琴など変わった口琴を発明している。

 昨日のコンサートの中身は大きくわけて「バシコルトスタンとその周辺の民謡」「口琴による描写音楽」「世界の音楽」「発明口琴のデモンストレーション」の4つの要素を織り交ぜて構成されていた。この中でびっくりしたのは「世界の音楽」で、たとえばラベルのボレロやビゼーのカルメン、果てはパガニーニや荒城の月、おもちゃのマーチまで演奏した。口琴をご存知の方ならわかると思うが、口琴は基音が常に鳴っていて、その上の自然倍音列が同時に鳴る楽器である。曲をやろうと思うと、どう頑張っても基音の調のダイアトニックスケールを盛大なドローン付きでかろうじて鳴らせるという程度にしか演奏できない。スタンダードな曲をソロでやるのは困難な楽器だろう。実際世界口琴十傑に入るローベルトさんの腕を持ってしても、その曲を知っていればかろうじて判別可能という程度で、チェブラーシカのゲーナの歌のようなマイナースケールの曲は曲を知っていても時々どこをやっているのかわからなるような演奏だった。しかし、ローバルトさんはまったく意に介せず次から次へといろいろな曲を演奏して、その例えて言えば伝言ゲームの最後の人のような状態が面白くて、意外と楽しめた。ローベルトさんのおおらかな人柄だろう。

 バシコルスタンの国民的楽器のクライという笛も演奏していたが、特殊な奏法の笛で、吐く息の三分の一くらいしか音の形成に役立っていないような笛だった。こもって小さなかすれた音で、たぶんタンギングもできない。バシコルスタンの国民性に興味を持った。

[link:456] 2006年01月21日(土) 11:16


2006年02月18日(土)電気用品安全法(PSE法)に対する署名

 ネット上で今年に入ってからPSE法に関しての話題が沸騰しているが、新聞やテレビでは驚くほど話題になっていない。この法律に関しては、ちょっと検索してもらえばいくらでも情報があると思うが、はじめて知る人はとりあえずこの記事あたりを読んでリンクをたどってみて欲しい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017.html

 要するに4月1日からPSEマークのついていない電気製品(コンセントに挿すタイプのもの)の販売が禁止になるというもの。音楽家の立場からこの法律を見ると、レコーディングに不可欠なヴィンテージ機材、ソフトシンセで代用できないビンテージシンセ、素敵な音のヴィンテージアンプ、その他音楽の現場に関係のある電気製品が手に入らなくなるということが大問題だ。この法律の問題点はいろいろあるわけだが、この観点ひとつだけを取ってみても、大問題である。くわしくは、ここのリンク先を読んでみて下さい。
http://sound.jp/pse/

 上のリンク先でも署名用紙の配布を始めているが、日本シンセサイザープログラマー協会がネット上での署名を始めた。これはブラウザーから簡単に署名できる。僕もさっきしました。
http://www.jspa.gr.jp/pse/
実はこの法律、5年前から決まっていて、今年の4月1日までは猶予期間だったわけです。もう時間がないのです。

[link:457] 2006年02月18日(土) 11:09


2006年03月07日(火)NAXOS

 NAXOSレーベルというのは廉価版レーベルという印象があったが、レコード屋で改めて眺めてみると、なかなか他のレーベルが出さないようなマイナー曲やSP盤の復刻を出している。昨日はモートンフェルドマンの弦楽四重奏曲とカザルスの小品集を購入。モートンフェルドマンの弦楽四重奏曲は1曲78分で、トラックは1つ。すごい。

[link:458] 2006年03月07日(火) 12:04


2006年03月08日(水)新兵器

 先日書いたPSE法のこと、あれから毎日動きがある。国会でも取り上げられはじめられた。音楽評論家高橋健太郎さんのブログでは、健太郎さんの考えの深さに勉強させてもらいました(僕が鈍いだけか)。

 昨日はNHKで栗原さん書きの「いないいないばあ」サントラ録音。テューバ、トランペット、フリューゲル、リコーダー、エレクトロニクスを担当。僕の出す電子音は、最近だんだんおもちゃっぽい音が中心になってきている。昨日は初めてこれを使った。ずいぶん前から持っていたのだけど、なかなか使う機会がなかったので。

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[link:459] 2006年03月08日(水) 11:46


2006年07月27日(木)レコ発ライブ終了


 ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。そして、いつも応援して下さる皆さん、ありがとうございます。今のこの時代に、僕らのような地味な音楽のコンサートに足を運んでいただけることのありがたさは身にしみて感じております。

 ライブでウクレレを弾いたのは初めてだったのですが、やっぱり普段慣れていない楽器は難しい。昔のギネスブックに一番簡単な楽器としてウクレレが挙げられていましたが、あれは嘘ですね。楽器はみんなそれなりのことをやろうと思ったらそれなりに難しいです。

 僕の使っていたスタイロフォンという楽器について質問が多かったので、写真をお見せしましょう。金属の鍵盤に付属のスタイラスペンで触れると音が出ます。60〜70年代のイギリスの電子おもちゃ楽器で、密度の濃い太い音がします。これはソプラノタイプですが、他にもいろいろなバリエーションがあります。マニア向けのサイトはこちら。
http://www.stylophone.fsnet.co.uk/index.html


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[link:460] 2006年07月27日(木) 09:21


2007年01月01日(月)あけましておめでとうございます

 昨年後半は更新が滞ってしまいました。忙しいなどというのは理由にならないのでありまして、徐々に活字に対する意欲が薄れてきているのかもしれません。

 栗コーダーカルテットは昨年かなり活発に活動しました。いろいろな方からお声がかかる上に音楽的にも充実した活動ができて、バンドとしては実に幸福な1年だったと言えるでしょう。今年はさらに地に足のついた活動をしたいと思います。

  ピットインのカウントダウンライブに出演して深夜に帰宅、年が明けて最初に聞いた音楽はクライスラーやガーシュインの自作自演盤でした。今年の抱負というわけではないですが、僕個人としては、古くも新しくもない音楽を作っていきたいと思います。

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今年の年賀状

[link:461] 2007年01月01日(月) 10:26


2007年02月01日(木)アドさんとライブ

 昨日は国立の奏でアド・パイネンブルグ+桜井芳樹+関島岳郎+大熊ワタルというライブだった。
 オランダのサックス吹きのアドさんにはシカラムータのツアーでとてもお世話になっていたので、アドさんからライブのブッキングのオファーを受けた時に喜んで引き受けたのだが、いざ一緒にやるとなると、実はアドさんの演奏をあまり聴いたことがないことに気がついた。メールでどんな風にやるか打ち合わせようとしたのだが、英語が苦手な僕だとうまく話しが通じない。まあ、向こうから来たメールを翻訳サイトで和訳、それに対して日本語で返事を書いて翻訳サイトで英訳して送付、という形式でやりとりしていたので、微妙な話は無理だろう。
 セッション用の曲を書いたりもしていたのだが、当日になってどうやらアドさんは独立した曲をやるよりもすべて即興で進めるのが流儀とわかった。当日はアドさんと日本人3人それぞれとのデュオと4人でのセッションがすべて即興のステージとなったが、なかなか密度の濃い音楽になった気がする。アドさんはもちろん、桜井、大熊の両名も集中力と反応が素晴らしい。楽しい一夜でした。

 久しぶりに国立に行ったのだが、駅舎が無くなっていたのがちょっと寂しい。

[link:462] 2007年02月02日(金) 13:14


2008年01月01日(火)あけましておめでとうございます

 すみません、昨年は2度しか更新できませんでした。今年はもう少し頑張ります。

 それにしても、昨年もいろいろなことがありました。1年の速度が年と共に加速しているのを実感します。その速度に単に身をまかせるのではなく、うまくつきあっていきたいと思います。

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今年の年賀状

[link:463] 2008年01月01日(火) 09:38


2008年01月18日(金)桜井関島デュオ

 下北沢のleteという店で桜井さんとデュオをやった。この店は知人も多く出演していて前から気になっていた店だが、こじんまりとしてとても落ち着く良い店だった。

 桜井さんはスチール弦のアコースティックギターとエレキギターとバンジョーウクレレ、僕はテューバとリコーダーとカシオトーンを使い、前半は「サムハッピーデイ」1曲、後半も「サムハッピーデイ」1曲、そしてアンコールも「サムハッピーデイ」というハッピーなライブだった。

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[link:464] 2008年01月19日(土) 10:10


2008年01月21日(月)試写会にて

 栗コーダーカルテットが音楽を担当した草間彌生さんのドキュメンタリー映画の試写会で少し演奏した。草間さんご本人と同じ楽屋で少々緊張するが、映画の中とまったく同じ草間さんと草間スタジオのスタッフの会話の中にいると、映画の中に迷い込んだようだった。

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楽屋の窓から
元ワンゲルなので高い所は好きです

[link:465] 2008年01月23日(水) 10:07


2008年01月25日(金)飯田線

 飯田に呼んでいただきました。うれしいです。
 行きは昨日豊橋から飯田線で入って、今日の帰りは飯田から岡谷に抜けて帰ってきました。憧れの飯田線全線制覇です。本日は天気も良くて、堪能しました。

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[link:466] 2008年01月26日(土) 06:10


2008年02月01日(金)那覇

沖縄に来ています。
意外と寒いです。
市場でいかした豚を見ました。

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[link:467] 2008年02月01日(金) 14:43


2008年02月03日(日)沖縄の海

 沖縄から帰ってきました。那覇とコザでのこまっちゃクレズマのライブは大盛り上がり。お世話になった主催者、関係者の方々に感謝いたします。

 帰りがけに辺野古の海岸に寄りました。世の中に無駄な公共事業は多いけれど、沖縄の砂を全部集めても足りないくらいの土砂を使って貴重な珊瑚礁の海を埋め立てることほど無駄なことは無いと思います。


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フェンスの向こうには入れません

[link:468] 2008年02月06日(水) 12:52


2008年02月10日(日)松明堂

 松明堂でのコンサートは今年で3
回目。響きの良い会場でアンプやスピーカーなど電気の力を借りずに演奏すると、会場の建物や場の空気まで含めて楽器なのだということを実感する。

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[link:469] 2008年02月12日(火) 14:12


2008年02月20日(水)バカラックのコンサート

 栗コーダーカルテットは現在レコーディング中なのだが、今日は仕事を早仕舞いして、バートバカラックのコンサートに行った。4人揃ってコンサートを聴きに行ったのは初めてかもしれない。
http://www.hall-net.or.jp/schejule/kouen/01green/BURT_BACHARACH.html

 コンサートは夢のような2時間だった。ただただ気持ちが良いコンサートだった。

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[link:470] 2008年02月21日(木) 07:15


2008年02月23日(土)録音の合間

 ここのところ栗コーダーの録音をやっているが、今日は加藤千晶さんが作曲のドキュメンタリー映画の音楽の録音と、ホッピー神山さんがアレンジの大編成ものの録音に行った。自分達の録音の合間に別の録音に行くと、ちょっと新鮮である。
 加藤さんの録音ではテューバとフリューゲルホルンを吹くが、僕のフリューゲルは実に瞬間芸である。何とかぎりぎりで間に合った。
 ホッピーさんの録音はオーケストラのような編成で、クリックを使わずホッピーさん指揮に合わせて録音。指揮に合わせて楽譜を吹くのは久しぶりだった。テンポが変わる場面が多くて少々大変だったが、コントラバスセクションとのユニゾンは気持ち良かった。

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[link:471] 2008年02月24日(日) 09:45


2008年02月27日(水)VL-5の中

 使用頻度の高いキーボードであるCASIO VL-5 のチューニング用のトリマーが曲がってしまったので、開腹をしてチューニングした。

 この機種はスピーカーの密閉度が高くて、フィジカルなコントローラーとして優れているのだが、開けてみてその秘密がわかった。スピーカーとボディの間に筒状のウレタンがある。なぜこのような構造になっているのだろう?

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[link:472] 2008年02月27日(水) 13:07


2008年03月01日(土)松本里美さんのライブ

 渋谷の公園通りクラシックスにて、松本里美さんのCD発売記念ライブ。程良い長さのライブにCDに参加したミュージシャンが入れ替わり立ち替わり。構成の妙を感じた。編成の大きな曲では、ベースのナスノさんとユニゾンが気持ちよい。ドラムの植村君とやったのは久しぶりだが、あまり久しぶりな感じがしなかった。

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ギターの牧野君が操っていた改造ピカチュウ。意外と凶暴だ。

[link:473] 2008年03月01日(土) 22:55


2008年03月04日(火)山場

 今日からの数日間、栗コーダーカルテットは佳境に入ったアルバム録音と並行してバンドや個人にいろいろなできごとがあり、なかなかに過密な予定となる。日々責任者が違うのが、バンドの良いところ。

 一年中平均して活動しているのと、暇なときは暇で忙しいときは忙しいのと、どちらがいいかと言えば、それは後者の方がメリハリがあっていいと思う。

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 某国営スタジオにて、今日のセッティング。ただし、カシオトーンは出番無し。

[link:474] 2008年03月05日(水) 01:07


2008年03月05日(水)抱瓶

 抱瓶にて毎年この時期恒例のシカラムータのライブ。なにしろ沖縄居酒屋なので、お客は酒が入っている。店員もノリが良い。盛り上がらないわけがない。

 この日は抱瓶のライブでしか演奏しないシカラムータ秘曲中の秘曲も演奏した。新展開も加わって、もはやお客さんも20光年ほど置いていかれている模様。最近の大熊さんのステージ上での怪人ぶりはすごいと思う。

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[link:475] 2008年03月08日(土) 13:07


2008年03月09日(日)マヘル・シャラル・ハシュ・バズのコンサート

 上野の水上音楽堂でマヘル・シャラル・ハシュ・バズのコンサート。やや肌寒いものの天気は良くて、ピクニックのようなのんびりした雰囲気があった。

 初めて参加したが、不思議な音楽だった。本日の参加者は40人くらい。各種管楽器、マンドリン、ギター、アコーディオン、グロッケン、ハーディーガーディー、リコーダー、鳴り物など。曲はグァテマラのインディオの葬送行進曲、スペインのディエゴ・オルティスのrecercada(安土桃山時代に日本人が最初に接した西洋音楽)、オリジナル曲など。MCも無く、演奏は崩壊寸前のまま淡々と進む。客席で寝そべって聞いていたら、さぞかし気持ちよいだろう。

 ステージ後ろの白い垂れ幕に直方体がひとつ書いてあった。工藤冬里氏からの演奏上の注意はひとつだけ。「困ったときはこれを見てください。」

 ここのところ考えていたことへのヒントを少しもらったような気がしたコンサートだった。

[link:476] 2008年03月11日(火) 08:33


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