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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎:2001-05-28


2001年05月28日(月)SEKIJIMAかSEKIZIMAか

  SEKIJIMAかSEKIZIMAか

 最近自分のドメインを取得したいと思っています。漢字など2バイト文字がドメイン名に使えるようになったらしいですが、どこの国のコンピューターでもそれが出入力できるようになるまでは実用的とはいえないでしょう。1バイト文字でドメインを取る場合、まだ他の人が利用していなければ、自分の名前をローマ字にしたものを使いたくなります。何と言っても早いもの勝ちですからね。そこで迷うのが「SEKIJIMA」と「SEKIZIMA」のどちらを採用するかです。

 自分の名前をローマ字でどう表記するか?これはちょっと悩みます。僕は数年前まではへボン式の表記は認めていませんでしたので、「SEKIZIMA TAKERO」と表記し、最後の「O」の上にへの字のような長音記号を付けていました。これは今でもCDのアーティスト名の表記には使っています。蛇足ながら名字と名前の順は、ローマ字でも名字が先です。今ではこちらの順で書くのが一般的になってきましたが、10年くらい前はCDでのアーティスト表記をローマ字でする場合に名字を先にしてくれと言うと、それだけで一悶着あったものです。

 さて、なぜ僕がヘボン式を好まないかというと、日本語の50音のしくみを無視しているからです。たとえばザ行は「ZA ZI ZU ZE ZO」と書けば、同じ子音で母音だけが変化しているのがわかりやすい。「ZA JI ZU ZE ZO」ではなんだかよくわからない。ヘボン式のタ行などひどいものです。「TA CHI TSU TE TO」、これでは何のことだかわかりません。やはり「TA TI TU TE TO」と書くのが、言語としての理にかなっているのではないでしょうか。

 しかしながら、先ほど「数年前まではヘボン式を認めなかった」と書きました。そうです、今では両方使っているのです。きっかけとしては、パスポートのローマ字表記がヘボン式で書くことを指定していたからです。後に海外ツアーのためにクレジットカードを作った時も、パスポートと表記をそろえておいた方が安全と考え、ヘボン式にしてしまいました。そして、ニューヨークのレーベルからCDをリリースした時にも、議論をしたもののレーベルオーナーの方針でヘボン式を採用。それで海外では「SEKIJIMA」になってしまいました。主義主張はいずこへ。しかし、海外に行ったときに「SEKIJIMA」と「SEKIZIMA」を地元の人に発音してもらって、どちらが「せきじま」の発音に近いか探る試みをしているのですが、今のところは「SEKIJIMA」に軍配があがります。

 言語の構造を示す「SEKIZIMA」と、自分の名前をきちんと発音してもらえる可能性の高い「SEKIJIMA」、両方使い分けていこうかと思っています。とりあえず国内発売のアルバムでは「SEKIZIMA」、海外で会った人に名前を聞かれたら「SEKIJIMA」だな。さて、ドメイン名はどうしよう。「sekijima.jp」は、もう無かったです。

[link:16] 2001年05月28日(月) 14:01


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