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新・のんき大将のごたく from 川口義之


2009年05月19日(火)クリーニングの合間に

ツアー中は体調管理も仕事のうち。
毎日打ち上げで飲むことは飲むが、けっこう睡眠時間には
気を使っている。昨夜も9時間睡眠をめざして寝床に入る。
朝10時には昨日ホテルのクリーニングに出したジャケットが
部屋に届くことになっている。
そこから行動開始って段取りになりましょう。

そんなツアーの後半、深夜2時頃に電話が鳴る。
寝ぼけていたので取り損ない、こちらからかけ直す。
この時間の電話となると、さすがに悪い知らせを想像する
訳だが履歴に残った名前から、ま、大丈夫だな、と。

もしもし、
すると。「お、久しぶり。渋栗よかったよ。」って
電話の向こうから伊藤ヨタロウさんの声。
下北沢の馴染みの酒場、ラカーニャでさっき聞いたって。
「のんき〜のジャケットいいね〜。
こっちはまだ聞いてないんだけど、あれだろ〜…。」

お店でかけてもらってることのありがたさと、
ヨタロウさんが若干興奮気味に、ぼく名義のアルバムと
渋栗のことを語っている事実に、幸せな気分になった。

ヨタロウさんは、またコクーンの舞台に参加するらしく、
その日程などを教えてくれたが、なかなか自分の用事と
ぶつかって見に行けない。今回もそうなりそうだ。
特定日を覗くと、お芝居の場合、通常のお客さんと
同じ料金を支払って見に行くことになるのだが、
なにせお芝居は料金が高いですからね。
知ってる方々のを端から見に行ってたらとても持たない。

先日、ダンダンブエノの公演のときにご一緒
させていただいた近藤芳正さんのソロ公演を見て来た。
こちらは早くからご招待いただいていたのですが、
帰国から栗コーダーのツアーの出発までの短い期間の中に、
見に行く時間の余裕があるかどうか、ぎりぎりまで分からず、
事前の連絡もできないまま当日に開演数分前に飛び込んだ。

それでも、やっぱり見られてよかったなあと。
今回これまでと別の形で公演を行ったことの意義が明確に
現れていて、近藤さんの次に進む強い意志と才能を感じました。
やはり、以前の公演でご一緒させていただいた坂井真紀さんも
迫真の演技で、実に魅力的でありました。
また何か関われたらいいなあ。そうしたら確実に本番も
見られるしね。

音楽においても、なかなか他の方々のライブを見る機会を
作るのが難しい訳ですが、対バンになっちゃうのが
手っ取り早いですね。例えば先日のフェスのように。

明日、20日ののんき〜レコ発@得三や、
6/25の渋栗レコ発@O-WESTも同様です。
お互いのバンドのメンバーがそれぞれのバンドを見る機会
としては、ちょうどいいですね。

ノックの音がした。

お、早めにクリーニングも届いたところで、
そろそろ二度寝に入るとするか。
体力キープが最重要。

最後に、やはりぼくは見に行けないのですが、
のんき〜にも参加いただいている桜井芳樹さんの
奥様が本を出されました。
その発売記念イベントが渋さの移動日とぶつかりましたが、
実に魅力的な出演者なので触れておきます。

5/23(土)
青山陽一、SAKANA、あがた森魚ほか
って感じのようですね。
詳しい場所やらインフォメーションは桜井さんの
ウェブサイトなど覗いてみてくださいな。

この夫婦と10代の頃に知り合ったことが、
全く持って今の自分の多くを形成しているという事実が、
今回の自分のアルバムにまっすぐに繋がっているのです。
これまた感謝。

以下情報、追加しておきます。
http://skri.blog01.linkclub.jp/
もちろん本人の桜井李早さんと桜井芳樹さんも参加します。

さらに追加情報としては、
ミディレコードのサイトに桜井さんほか、
レーベルのアーティストのみなさんの文章が載ってます。
これ、いい企画ですね。

中川五郎さん、斉藤哲也くん、田辺マモルさん、
橋本歩さんなど、過去に共演したり、もしくは
一緒に飲んだりする方たちが、
まっとうに机に向かって書いている(と思われる)文章は、
普段ぼくが知っている姿とは違うけど、これもまた本人の
姿なんでしょうなあ。おすすめです。

[link:120] 2009年05月19日(火) 10:28


2009年05月17日(日)中堅と呼ぶにふさわしい日

今日は福岡の野外イベントでした。
我々の出演するイベントで雨になることは非常に少ないので、
昨日のインフルエンザ騒ぎの神戸に続きましての、
なかなかの試練。今日の入り時間には雨はパラパラ、
しかし風が強い。なーんとか演奏はいい感じにやり遂げまして、
あとは見物。

キャリア40年、みたいなベテランミュージシャンが次々
出演で、我々なんてひよっこでありました。
高校生の頃に見たセンチメンタルシティーロマンスやら、
ブレバタやら、クラプトンの前座でやはり80年代半ばに
見たスタレビやら、中学生のときの音楽のテストで歌った
なごり雪の作者、伊勢正三さんやら。

自分の好きなアルバムに、ことごとく参加されてました
浜口茂外也さんがブレッド&バターのサポートで出演
されてまして、帰り際にお話が出来たのがうれしかったです。

一方、我々に代わって前座の座を獲得していた、
奄美出身のお嬢さんが初々しい歌声を聴かせてくれたのも
印象的でした。同じく男子三人組のコーラスグループ(って
いう呼び方でいいのかな)もなんだか新鮮でよかった。
二組ともすくすくと音楽を続けてあのベテランたちのように
なったらよいですなあ。

ほか詳しくは関島さんに譲ります。
では、広島の街に繰り出しましょう。

[link:119] 2009年05月17日(日) 19:50


2009年04月16日(木)渋栗レコ発6・25緊急告知

掲示板に書いてるんで覗いてください。
明日12時から発売ってことであります。
僕自身さっき知ったんでびっくりしております。
とりいそぎ。

詳しくはここ数日の間にここを更新します。

[link:118] 2009年04月16日(木) 00:51


2009年03月29日(日)渋栗、のんき同時完成!

前回の続きになりますね。
もう一人のエンジニア、近藤くんの丁寧な作業に
よって、渋栗もよい具合に仕上がりました。
そのあと、主な作業はそれぞれのCDのジャケット関係に移行し、さきほどデザイナーの林さんの自宅にて、私の確認のうえで二枚のCDの盤面のデザインを作り終えたところで、こちらも完成であります。
あとは、出来上がった音がCDに刻まれて、パッケージに包まれて届くのを待つだけのみ。
5月13日が待ち遠しいです。
この出来事に関わってくださった皆様。
ありがとうございます。
あとは、できるだけ多くの方の目に、耳に
触れる機会を作る。これに尽きます。
発売日めざしてがんばります。

[link:117] 2009年03月29日(日) 15:21


2009年03月07日(土)5年越しの音源完成

さまざまなプロジェクトが平行して進んでいる栗コーダー関連。
その中でも頓挫したまま遅々として進まなかった、のんき大将の
イベントの音源化がいよいよ具体化した。いや、具体化はすでに
していて、発売日も決まっているわけだが、
そのマスタリング作業が終了したってことですね。

なにせ録音自体は栗コーダーの10周年イベントの一環で、
2004年の夏のことでした。
偶然にもおもしろいライブ音源が録れたので、機会を見て
発売しようと思ったものの、一枚のアルバムにするには
少々曲数が足りず、更にイベントを重ねておもしろいテイクを
増やすべく費やすこと数年。ってもその間にやったイベント
は少ないんですが。なにせ栗コーダーが急に忙しくなりまして。

今年は15周年でもありますし、今を逃したらもう出し損なう
んじゃないかという危機感の中で制作を再開。同時進行中の
渋さ知らズと栗コーダーの競演盤「渋栗」のために録音した、
渋さ知らズのアウトテイクの中で、僕がフィーチャーリング
されている曲を、その5年越しの作品の中に収めることにして、
曲を並べてみたところ意外な整合感が。
まとめるべき時に、そのための要素が思いがけず現れる。
そんなことがあるものですね。

さらに、自分が40歳になる前の日に行った自主イベント、
「Life Begins at 40 Vol.0」
その日の音源も1曲、あらためて収録することにしました。

その翌日の誕生日から始まるシカラムータの
ツアー中に、バンド仲間が二人急逝しました。
それを皮切りに、この5年ほどの間に何人もの音楽の友人が
旅立っていきました。その中には、いずれ一緒にバンドを
組みたいと思っていた友人、活動停止していたバンドを共に
再開したいと思っていた友人、あのバンドに入りたいなあって
思っていた友人(ぼくが自分から機会があったら参加させて
くれっていったのは人生で二回切りです)。
自分のソロアルバムを作るときには絶対参加してもらおうと
思っていた友人。
そのそれぞれが実を結んだ際には、飲みながら、
ともに喜んでもらえるはずだった西荻の或る店主。
ぼくの人生の中で、最も音楽にどっぷり浸かっていた、
ぼくらのサマー・オブ・ラブとも言える
大学時代をともに過ごした先輩。

今作らなくては、という強い気持ちを継続させてくれたみんな
に感謝します。今やれることをやっておかないと後悔する、
そう思って思い切って始めたイベントが、ようやく音盤の形に
結実できそうです。おそらく初の個人名入りの作品となる
わけですね。明確なソロアルバムってんじゃないけれども、
自分の名刺のひとつとなる、しても恥じないものが
できたと思います。

この5年間の間に個人レーベルを持ち、栗コーダーに自作を
提供するようになり、ホールコンサートを行うことも多くなり、
仲間にオスカー受賞者まで登場しました。

自分自身は、このペースでぼちぼち音楽を続けていけたら全く
幸せだと思っています。その中で時折自分に負荷をかけつつ、
この人は何をしたいんだろう、という答えを少しずつ現して
いけたら、それまた幸せだと思います。

今回とくにお世話になった4人のエンジニア、
小俣さん、田中さん、本業はミュージシャンだけど、ドラムの
夏秋くん、同じく本業はドラマーのイトケン。

ぼくのできない部分を大きく担っていただきまして
本当にありがとうございます。皆さんなしには、全くもって
どうにもならなかった次第です。尊敬してます。
これからもお世話になります。なりますとも。
なにせ今が始まりですから。

[link:116] 2009年03月08日(日) 01:16


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