top profile discography schedule blog twitter facebook order other


コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎


2008年01月01日(火)あけましておめでとうございます

 すみません、昨年は2度しか更新できませんでした。今年はもう少し頑張ります。

 それにしても、昨年もいろいろなことがありました。1年の速度が年と共に加速しているのを実感します。その速度に単に身をまかせるのではなく、うまくつきあっていきたいと思います。

463.jpg 1190×1684 (original size)

今年の年賀状

[link:463] 2008年01月01日(火) 09:38


2007年02月01日(木)アドさんとライブ

 昨日は国立の奏でアド・パイネンブルグ+桜井芳樹+関島岳郎+大熊ワタルというライブだった。
 オランダのサックス吹きのアドさんにはシカラムータのツアーでとてもお世話になっていたので、アドさんからライブのブッキングのオファーを受けた時に喜んで引き受けたのだが、いざ一緒にやるとなると、実はアドさんの演奏をあまり聴いたことがないことに気がついた。メールでどんな風にやるか打ち合わせようとしたのだが、英語が苦手な僕だとうまく話しが通じない。まあ、向こうから来たメールを翻訳サイトで和訳、それに対して日本語で返事を書いて翻訳サイトで英訳して送付、という形式でやりとりしていたので、微妙な話は無理だろう。
 セッション用の曲を書いたりもしていたのだが、当日になってどうやらアドさんは独立した曲をやるよりもすべて即興で進めるのが流儀とわかった。当日はアドさんと日本人3人それぞれとのデュオと4人でのセッションがすべて即興のステージとなったが、なかなか密度の濃い音楽になった気がする。アドさんはもちろん、桜井、大熊の両名も集中力と反応が素晴らしい。楽しい一夜でした。

 久しぶりに国立に行ったのだが、駅舎が無くなっていたのがちょっと寂しい。

[link:462] 2007年02月02日(金) 13:14


2007年01月01日(月)あけましておめでとうございます

 昨年後半は更新が滞ってしまいました。忙しいなどというのは理由にならないのでありまして、徐々に活字に対する意欲が薄れてきているのかもしれません。

 栗コーダーカルテットは昨年かなり活発に活動しました。いろいろな方からお声がかかる上に音楽的にも充実した活動ができて、バンドとしては実に幸福な1年だったと言えるでしょう。今年はさらに地に足のついた活動をしたいと思います。

  ピットインのカウントダウンライブに出演して深夜に帰宅、年が明けて最初に聞いた音楽はクライスラーやガーシュインの自作自演盤でした。今年の抱負というわけではないですが、僕個人としては、古くも新しくもない音楽を作っていきたいと思います。

461.jpg 595×842 (original size)

今年の年賀状

[link:461] 2007年01月01日(月) 10:26


2006年07月27日(木)レコ発ライブ終了


 ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。そして、いつも応援して下さる皆さん、ありがとうございます。今のこの時代に、僕らのような地味な音楽のコンサートに足を運んでいただけることのありがたさは身にしみて感じております。

 ライブでウクレレを弾いたのは初めてだったのですが、やっぱり普段慣れていない楽器は難しい。昔のギネスブックに一番簡単な楽器としてウクレレが挙げられていましたが、あれは嘘ですね。楽器はみんなそれなりのことをやろうと思ったらそれなりに難しいです。

 僕の使っていたスタイロフォンという楽器について質問が多かったので、写真をお見せしましょう。金属の鍵盤に付属のスタイラスペンで触れると音が出ます。60〜70年代のイギリスの電子おもちゃ楽器で、密度の濃い太い音がします。これはソプラノタイプですが、他にもいろいろなバリエーションがあります。マニア向けのサイトはこちら。
http://www.stylophone.fsnet.co.uk/index.html


460.jpg 640×480 (original size)

[link:460] 2006年07月27日(木) 09:21


2006年03月08日(水)新兵器

 先日書いたPSE法のこと、あれから毎日動きがある。国会でも取り上げられはじめられた。音楽評論家高橋健太郎さんのブログでは、健太郎さんの考えの深さに勉強させてもらいました(僕が鈍いだけか)。

 昨日はNHKで栗原さん書きの「いないいないばあ」サントラ録音。テューバ、トランペット、フリューゲル、リコーダー、エレクトロニクスを担当。僕の出す電子音は、最近だんだんおもちゃっぽい音が中心になってきている。昨日は初めてこれを使った。ずいぶん前から持っていたのだけど、なかなか使う機会がなかったので。

459.jpg 376×242 (original size)

[link:459] 2006年03月08日(水) 11:46


2006年03月07日(火)NAXOS

 NAXOSレーベルというのは廉価版レーベルという印象があったが、レコード屋で改めて眺めてみると、なかなか他のレーベルが出さないようなマイナー曲やSP盤の復刻を出している。昨日はモートンフェルドマンの弦楽四重奏曲とカザルスの小品集を購入。モートンフェルドマンの弦楽四重奏曲は1曲78分で、トラックは1つ。すごい。

[link:458] 2006年03月07日(火) 12:04


2006年02月18日(土)電気用品安全法(PSE法)に対する署名

 ネット上で今年に入ってからPSE法に関しての話題が沸騰しているが、新聞やテレビでは驚くほど話題になっていない。この法律に関しては、ちょっと検索してもらえばいくらでも情報があると思うが、はじめて知る人はとりあえずこの記事あたりを読んでリンクをたどってみて欲しい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017.html

 要するに4月1日からPSEマークのついていない電気製品(コンセントに挿すタイプのもの)の販売が禁止になるというもの。音楽家の立場からこの法律を見ると、レコーディングに不可欠なヴィンテージ機材、ソフトシンセで代用できないビンテージシンセ、素敵な音のヴィンテージアンプ、その他音楽の現場に関係のある電気製品が手に入らなくなるということが大問題だ。この法律の問題点はいろいろあるわけだが、この観点ひとつだけを取ってみても、大問題である。くわしくは、ここのリンク先を読んでみて下さい。
http://sound.jp/pse/

 上のリンク先でも署名用紙の配布を始めているが、日本シンセサイザープログラマー協会がネット上での署名を始めた。これはブラウザーから簡単に署名できる。僕もさっきしました。
http://www.jspa.gr.jp/pse/
実はこの法律、5年前から決まっていて、今年の4月1日までは猶予期間だったわけです。もう時間がないのです。

[link:457] 2006年02月18日(土) 11:09


2006年01月21日(土)ローベルト・ザグレッヂーノフさんのコンサートに行った

 昨日はバシコルスタン共和国から来日した口琴奏者ローベルト・ザグレッヂーノフさんのコンサートを聴きに行った。ローベルトさんは口琴名人で、なおかつ発明口琴製作者でもある。弁の長さが演奏中に変えられるピストル型トロンボーン口琴や洋梨型共鳴機付き口琴、ベル付き口琴など変わった口琴を発明している。

 昨日のコンサートの中身は大きくわけて「バシコルトスタンとその周辺の民謡」「口琴による描写音楽」「世界の音楽」「発明口琴のデモンストレーション」の4つの要素を織り交ぜて構成されていた。この中でびっくりしたのは「世界の音楽」で、たとえばラベルのボレロやビゼーのカルメン、果てはパガニーニや荒城の月、おもちゃのマーチまで演奏した。口琴をご存知の方ならわかると思うが、口琴は基音が常に鳴っていて、その上の自然倍音列が同時に鳴る楽器である。曲をやろうと思うと、どう頑張っても基音の調のダイアトニックスケールを盛大なドローン付きでかろうじて鳴らせるという程度にしか演奏できない。スタンダードな曲をソロでやるのは困難な楽器だろう。実際世界口琴十傑に入るローベルトさんの腕を持ってしても、その曲を知っていればかろうじて判別可能という程度で、チェブラーシカのゲーナの歌のようなマイナースケールの曲は曲を知っていても時々どこをやっているのかわからなるような演奏だった。しかし、ローバルトさんはまったく意に介せず次から次へといろいろな曲を演奏して、その例えて言えば伝言ゲームの最後の人のような状態が面白くて、意外と楽しめた。ローベルトさんのおおらかな人柄だろう。

 バシコルスタンの国民的楽器のクライという笛も演奏していたが、特殊な奏法の笛で、吐く息の三分の一くらいしか音の形成に役立っていないような笛だった。こもって小さなかすれた音で、たぶんタンギングもできない。バシコルスタンの国民性に興味を持った。

[link:456] 2006年01月21日(土) 11:16


2006年01月18日(水)引きこもり

 1月8日から俊さん、DCPRG、こまっちゃクレズマのツアー、コブラ、栗コーダーでのコンピレーション用録音、そのミックスと続いて、昨日で一段落。今日からはしばらく休みなので部屋の片付けでもしようと思っていたが、新しく購入した機材が面白くて、一日中それで遊んでしまった。新品のエフェクターを買ったのは久しぶりだ。

 今月の前半で特筆するべきことは、初めて島根県で演奏したことだ。あちこち行っているようで、案外行ったことの無い県が各地方に少しずつ残っている。例えば、九州では佐賀県で演奏したことがないし、四国では意外と香川県で演奏したことがない。他に和歌山県、奈良県、福井県、秋田県が演奏したことの無い県だ。全県制覇は遠い。

[link:455] 2006年01月18日(水) 17:09


2006年01月03日(火)おひさしぶりです

 今日は2006年1月3日ですが、この前の更新は2005年の8月26日、これはちょっとあんまりですね、このコーナーのシステムを開発してくれたU5さんに申し訳ない。

 昨年は本当にいろいろなことができた一年で、音楽家として充実した一年を過ごすことができました。ひとつひとつのライブや録音で新たな発見があり、この年令になっても日々勉強であることに音楽の奥深さを感じます。

 昨年急速に高まったSP盤熱はまだ続いていて、新譜のCDはほとんど買わずに古いSP盤ばかり買い漁っています。蓄音機で聴く音楽がこんなに気持ち良いというのは、僕にとって大きな発見でした。懐古趣味に走るのではなく、この気持ちの良さを自分が作る音楽に生かせたらと思います。

 それと同時に電子音の世界にもこっそりはまっていました。サントラものなどで小出しに使ってはいますが、いずれ自分なりの非アコースティックな音世界も作ってみたいと思います。

 今年はもう少しまめに更新したいと思います。
 ともあれ、本年もよろしくお願いいたします。

454.jpg 600×427 (original size)

愛用の蓄音機

[link:454] 2006年01月03日(火) 16:39


2005年08月26日(金)葉山にて

その葉山の海はこんな具合でした。

撮影は森洋利さん。
舞台写真をてがける森さんのブログは、なかなか面白いです。
http://blog.livedoor.jp/ymp1/

453.jpg 640×426 (original size)

[link:453] 2005年08月26日(金) 10:46


2005年08月18日(木)楽器の中から

 今日は加藤千晶さんのライブのリハだった。

 スタジオでテューバをケースから出そうとしたところ、ベルの奥の方からばさばさと音がする。上から覗いても何も見えない。意を決して楽器を回転させてベルを下に向けて振ってみた。一匹の蝉がぽとりと床に落ちる。

 昨日は葉山の海の家でこまっちゃクレズマのライブだった。ほとんど屋外みたいなものだから、蝉がベルに飛び込んでも不思議はない。アンコールにお客さんと共に海岸の砂浜に移動して演奏したので、その時かもしれない。ただ、テューバは演奏していないときはベルを下にして床に置くので、蝉が楽器に飛び込んだのは演奏中の確率が極めて高い。

 蝉のそばで大砲を鳴らしても蝉は逃げなかったので蝉は耳が聞こえないのではないかとファーブル昆虫記に書いてあるが、それは蝉の聞こえる周波数帯域が蝉の鳴き声のあたりの極めて狭いものであるのが原因だそうだ。今回の例からも、テューバの音の帯域は蝉の可聴範囲外であることがわかる。

 とりあえず飛ぶ力は残っているようだったので、外の木に放してやった。雄の蝉だったら、鳴き声ですぐに気がついただろう。

[link:452] 2005年08月19日(金) 03:55


2005年06月07日(火)行って来た

 「3日間楽器を吹かなくていい時があったら、来てくださいね。」と行きつけの歯科医に言われたのが一昨年の夏。その後3日間楽器を吹かない日も無いわけではなかったが、楽器は吹かないがミックスをするとか、楽器は吹かないが実家に帰省するとか、何かしら入っていた。一応体力を使う用事が入っていない時の方が良いだろう。それから2年。その時がやってきた。

 というわけで、今日は親知らずを抜いてきた。前に下の親知らずを抜いたことがあって、その時は意外とあっけなく抜けた。今回は上の歯なので、きっと楽だろうと思っていたら…。

 ガリガリ、バキバキッ、ボキボキボキッ

 案外痛いではないか。油断禁物。

 抜いた親知らずを記念にもらってきたが、どうも他の歯に比べると間抜けな形をしている。抜かずに済めばそれに越したことはなかったのだが。親知らずとか、盲腸とか、尾てい骨とか、進化の過程で落ちこぼれた奴らのことは、何だか好きなのである。

 さて、そろそろ麻酔が切れてくる頃だ。

[link:451] 2005年06月07日(火) 16:34


2005年03月21日(月)爆発

 前回の文章がかなり支離滅裂だ。最近下書きをしないで書いたらそのまま送信しているせいか、あるいは早朝に書いているせいか。

 京都のパレスサイドホテルからXSKeyが送られてきた。やっとLOGICが復活だ。しかし、お世辞でなくパレスサイドホテルは良いホテルだと思う。特に長期滞在の人におすすめだ。もともと1泊5000円で安い宿代なのが、長く泊るとさらに安くなる。海外からの旅行者も多い。

 今年は花粉が多いと聞いていたが、意外と症状がほとんど無いので治ってきたのかと思っていたら、19日に爆発した。うーん、外に出たくない。

 その19日はサックスの矢口さんが書きの映画のサントラのレコーディングに行った。ギターが桜井さん、ベースが松永さん、ドラムがれいちさん、トロンボーンが増井君という編成。増井君に会ったのは何年ぶりだろう。あと、れいちさんがドラムを叩いているのを見たのもずいぶん久しぶりのような気がする。録音の都合上、映画のオープニングと中ほどの一場面とエンドロールのあたりしか見ていないが、不思議な映像だった。構図やテンポにCM的なものを感じたのでひょっとしてと思って聞いてみると、案の定CM出身の監督だそうだ。日本での公開は来年とのこと。早く見てみたい。

[link:450] 2005年03月21日(月) 06:37


2005年03月19日(土)壊れたり無くしたり

 3月14日からオフノートレーベルの企画ライブを東京、名古屋、京都でやった。今回は鈴木翁二さんをメインのゲストに新ユニットのウタタネ(薄花葉っぱの女性3人+小暮はな+水晶)、いとうたかおさん、オクノ修さん、それにオフノートのレギュラーバンドという出演者。それぞれに良いライブだったが、十数人で移動しているツアーにしては動員が寂しかった。毎回内容を変えながらこのライブシリーズは隔月で続いていく。次の5月のライブは多くの人に聞いてもらいたい。今のままでは実にもったいない。

 今回のツアーでは船戸さんが全般にベースを弾いていて、しかも上ものは山田さんのハープ、HONZIのバイオリン、中尾君のサックスと豊富、つまり僕は案外やらなければならないことが少ない。そこで、場面によってトモミンを使ってみることにした。ところが、吉祥寺MANDA-LA2でのリハーサルでトモミンを鳴らしてみると、どうもおかしい。PASSスイッチが利かないのだ。中を見てみると、スイッチが割れて崩壊していた。PASSスイッチは僕がトモミンを演奏する上で多用する場所なので、これは困る。とりあえずこの日はPASSスイッチを使わずに演奏してみたが、どうも調子が出ない。まあ、特殊な部品では無いので、暇なときに秋葉原に行けば済むことではあるが、現状では中途半端にしか演奏できないのでトモミンをツアーに持って行くのはやめることにした。
(PASSスイッチとは、写真のトモミン本体の中央に突き出しているスイッチhttp://www.adachitomomi.com/j/a/tomomin.html

 ツアーで名古屋に向かう車中にて他のメンバーから昨日吉祥寺でのトモミンが良かったと言われ、トモミンを持ってこなかったことをちょっと後悔したのだが、ふと、ツアーに持ち歩いているiBookをトモミンの代わりに使えないかと思いついた。早速得三でLOGICを立ち上げ、いくつか音を作ってみる。最近のLOGICはCAPSLOCKを押しておくとコンピューターのキーボードが鍵盤代わりになるので、演奏には本体のキーボードを使用。ラインアウトは使わないで、コンピューターの内蔵スピーカーから出してマイクで拾う。つまりiBookを何にも接続しないで、完結した楽器として使ってみたわけだ。この状態だと実にか細い音しか出ないのだが、それが良い雰囲気だった。だいたい聞こえるか聞こえないかくらいで電子音がどこからともなく漂っているのが理想だったので、ちょうど良い。得三と翌日の磔磔はこの状態で演奏した。ただ、ステージ上にノートパソコンが置いてあるのがどうにも格好悪い気がして、物陰に隠しながら使っていた。

 磔磔の2日目、サウンドチェックでiBookを鳴らそうと思ったら、XSKeyが見つからない。XSKeyというのは、LOGICのプロテクトを解除するところのUSB端子に差し込む小さなパーツで、それを装着しないとLOGICが立ち上がらないようになっている。ライブで使っていたこともあって、いつもと違う場所にXSKeyをしまっていたのだが、どうもそれが良くなかったようだ。考えられる場所はステージか、ホテルか、自分の荷物の中くらい。捜せる場所は捜して、ホテルにも連絡したが、結局見つからなかった。たぶんホテルの掃除の人が不要物と思って捨ててしまったのだろう。少なくとも高価なものには見えない。例えて言えば、おまけの栓抜きのような外観だ。ライブは他の楽器も使えるのでまだ良いが、東京に戻ったらいろいろやらなければならないことがあるので
すぐにLOGICを使いたい。APPLEで再発行してくれるのにどれくらい時間がかかるのだろう。困った困った。

 その夜はついつい朝まで飲んで、そのまま京都駅から新幹線で帰宅。家に着いたら、ホテルから電話があって、XSKeyを見つけたので送ってくれるとのこと。良かった良かった。捨ててしまったのではと疑ってホテルに申し訳ない。いや、パレスサイドホテルは良いホテルです。

[link:449] 2005年03月19日(土) 04:45


2005年03月12日(土)この10日間

 ライブドアの社長は最初僕と同年代かと思ったら、意外と若かった。僕の年代の男子は株を「男一匹ガキ大将」というマンガで知ったので、「株と言うのは買い占めたり買い占められたりするもの」「会社というのは乗っ取ったり乗っ取られたりするもの」と最初に刷り込まれている。

3月2日

 栗原さんの書きで「いないいないばあ」のBGMの録音。初めてヤマハのCS01を使ってみたが、内蔵スピーカーの音がしょぼくて、なかなか良い。

3月3日

 高円寺の老舗沖縄料理屋、抱瓶にてシカラムータのライブ。お客さんの盛り上がりがすごかった。終わった後は、泡盛を大量に飲む。

3月4日

 茅ヶ崎市民文化会館にてこまっちゃクレズマのライブ。地元の障害者のための作業所が中心になっている音楽会で、昨年に続き出演。最後はお客さんもステージに上がってもらって、大ダンス大会となる。

3月5日

 大阪で大阪楽団のリハ。大阪楽団は大阪にちなんだ古き良き時代の曲を中心にした楽団で、明日が初コンサート。僕も半分くらいアレンジさせてもらった。夕方のリハだったので、夕食後早めに宿で寝る。織田作之助の話をしていたら自由軒のカレーが食べたくなったので、夕食は自由軒の名物カレーを食べた。

3月6日

 朝8時頃起きる。ここ1年間で最長の睡眠時間だった。昼食は難波のインディアンカレーという古びた店に入ってみる。変わったカレーだった。さて、大阪楽団のコンサートはフィドル倶楽部にて。1時間強の短いコンサートだったが、満員の客席の年齢層がかなり高かったことを考えるとちょうど良い長さだったかもしれない。最年長のお客さんは92歳だった。大阪楽団の演奏はなかなか良い雰囲気。いろいろなところからメンバーが集まっているのも良いのだろう。指揮をしていた古川さんはSP盤のマニアで、本当に楽しそうに指揮をしていた。今回のアレンジは原曲にほとんど忠実にやってみたのだが、昔のアレンジはなかなか面白い。僕も蓄音機が欲しくなってしまった。この日残念だったのは、スペシャルゲストに予定されていたはっちゃんぶんちゃんが来られなかったこと。本当に残念だ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/050212/06.html

3月7日

 もQさんの訃報を聞く。名古屋を通過する新幹線の中でご冥福をお祈りする。東京に戻って明日のアレンジ、そして打ち合わせ。オルテンドーの三枝さんのライブを聞きにMANDA-LA2に行く。あいかわらずすごい声だ。

3月8日

 辰野の三浦久さん宅で録音。昨年録音したアルバム「千の風」に「碌山」という曲が入っているのだが、その「碌山」を中心に安曇野にある碌山美術館で販売するミニアルバムを作ることになったそうだ。「千の風」から3曲と、今回新しく録音する「次郎」という曲の4曲入りとなる。「次郎」は碌山に影響をあたえた井口喜源治の詩に曲をつけたもの。文語体の難しい歌詞に、アレンジをどうするかずっと迷っていたのだが、テューバとバリトンホルンのカルテット(といっても僕一人だが)をベーシックにすることにした。僕のバリトンホルンは1895年製で、それは碌山が井口喜源治と安曇野で時間を過ごしていた頃だ。こじつけではあるが、そんなところから理由を拾ってきてうまくいく場合もある。エンジニアの石崎さんの車で三浦さんのお宅に行き、この日は三浦さんの弾き語りと僕のカルテットの録音。

3月9日

 昨日録音したベーシックに、昨夜遅く到着した中尾のゴロスとソプラノサックス、本日到着したHONZIのバイオリンとマンドリンを重ねて、録音終了。なかなか良いテイクが録音できた。石崎さんの車で夜遅くに東京着。

3月10日

 入谷なってるハウスにてOKIDOKIとパワートリオの対バンでライブ。なかなか良い組み合わせだったと思う。パワートリオでベースを弾いているかわいしのぶさんは回文の本も出している回文家でもある。なぜか最後のセッションで回文を披露しあうコーナーになってしまった。僕は憶えていた旧作を出したのだが、かわいさんが「放送できなかった回文」というのを紹介したので、つい調子に乗って下ネタ回文まで披露してしまった。

 3月11日

 石崎さん宅で先日録音した三浦さんの「次郎」のミックス。4曲入りのミニアルバムだが、とても聞きごたえのあるものとなった。その後栗原さん宅でブツの受け渡し。

 最近家でよく聞いているのは小間さんのソロアルバムだ。何だか気持ちよくて、音楽の仕事をしている時以外はずっとかけている。

「青空/小間慶大」(リトルモアレコーズTLCA1015)









[link:448] 2005年03月12日(土) 14:40


2005年02月22日(火)今月のライブ終了

 栗コーダーのツアーに続いて、カバレットシネマ、アノン、パスカルズ、西内隊と連日楽しいライブが続いたが、昨日の西内隊で一区切り。最近ちょっと飲みすぎだ。昨夜も朝まで鶯谷で飲んでしまった。それにしても、今月はいいライブが多かった。音楽やっていて良かった。

 話は変わるが、ニフティのパソコン通信のサービスが停止になる。今でもAirCraftを使ってパソコン通信経由でメールをやりとりしている僕にとては一大事なのだが、それほど話題になっていないところをみると、パソコン通信を使っている人はほとんどいないのだろうな。あさかぜの廃止と同じく、時代の移り変わりを感じる。

[link:447] 2005年02月22日(火) 15:39


2005年01月22日(土)遅ればせながら

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 今年も新宿ピットインで年越しのライブをして、1月5日まで帰省、その後6日からOKIDOKIとこまっちゃクレズマのツアーに出て、以後は通常の生活に。

 昨日はホッピー神山さんのレコーディング。昨年11月から頼まれていて、一昨日にも確認の電話があった。13時から録音なので、12時半くらいに入って欲しいとのこと。それで、昨日、吉祥寺のGOKスタジオへ12時半に入った。チェロの坂本さんや琴の八木さん、それにパーカッションの岡部君などがいる。
「あれ、関島さんも頼まれたんですか。」
「なんだか大人数のプロジェクトみたいですねえ。」
と、そこに事情通のボーカルKILILO嬢が
「大変!関島さん、ホッピーのレコーディングはアバコスタジオよ。」
ふむ、GOKで行われていたのはKirilola嬢のライブのリハだったか。何はともあれ、急いで早稲田にあるアバコスタジオへ。

 10分遅れでアバコスタジオに到着。あわててスタジオに入ると、広いスタジオの中でストリング、管打楽器が席について、指揮台のホッピーさんが説明を始めていた。やばい。
「いつものスタジオと間違えました!」
「すると、うちのスタジオに行ったのかな。」
振り向くとGOKの近藤さんだった。

 その後録音は5時間ほど。管弦打同じ部屋での一発録りはさすがに緊張する。隣に座っていたのが音楽を熟知しているトロンボーンの松本さんで、いろいろ勉強になった。

 今日は高円寺の円盤にてふいごのライブ。早くも今年10本目のライブになる。

[link:446] 2005年01月22日(土) 14:17


2004年11月18日(木)bloc

 office Kが開発したblocを使い始めてみた。まだ11月の予定しか入力できていないが、自分のスケジュールは今後blocで公開するようにしようと思う。
http://www.bloc.jp/sekizima/

[link:445] 2004年11月18日(木) 19:29


2004年11月17日(水)リミックス

10日ほど前に急ぎのリミックスを頼まれていたのを思い出し、午前中に作業する。リミックスは初めてなのだが、元の曲をCDから取り込んで、リコーダーをダビング…、完成!元がいいから、これくらいにしておいて大丈夫だろう。

[link:444] 2004年11月17日(水) 11:55


2004年11月10日(水)篠田昌已のこと

 今年は篠田昌已の十三回忌にあたる。あれから丸十二年もたったことになるとは。しかし、よく考えてみれば、栗コーダーが結成十周年なのだから、不思議はない。

 約15年前に篠田と出会い、その後に結成したコンポステラは今でも僕の中で音楽の基準のひとつだ。そして、考えてみれば、今一緒に音楽をやっている人間で、直接または間接的に篠田昌已を通じて知り合った人間の何と多いことか。篠田と会っていなければ、ストラーダはもちろん、栗コーダーカルテット、スリル、こまっちゃクレズマその他今参加しているバンドのほとんどに僕はいなかったと思う。あるいは、今音楽をやっていたかも定かではない。

 そんな篠田昌已にゆかりの人たちでやるコンサートが12月9日にMANDA-LA2である。準備が遅れて、今になってばたばたしている。声をかけるべき人すべてに声をかけられていないのも気がかりだ。たぶん、当日もばたばたするだろう。お客さんがどれくらい来てくれるかわからないが、会場も広くはないので、あまり快適なコンサートではないだろう。それでも、篠田昌已のことをおぼえている人、そして後から篠田のことを知って気になっている人にぜひ来てもらいたい。今のところの告知情報は以下。

篠田昌已 13回目の誕生日

 12月9日 吉祥寺 MANDA-LA2(0422-42-1579)
           http://www.mandala.gr.jp/
 開場 18時30分 開演 19時
 料金 前売り、当日共に3400円+ドリンク
    前売り券は11月20日よりMANDA-LA2店頭にて発売

 出演 もりばやしみほ
    STRADA
    杉林恭雄(くじら)
    原マスミ
    めいなCo.(張紅陽、浦山秀彦)
    西内隊
    大熊亘+千野秀一
    近藤達郎

[link:443] 2004年11月10日(水) 11:37


2004年11月04日(木)いろいろあって

 というわけでいろいろあって、11月になってしまった。
 いかんいかん、一時は毎日書いていたのに、人間堕落を始めると、とどまるところを知らないものだ。

 そこで、考えた。今まではエディターで下書きして、それをブラウザーにペーストして書いていた。しかも、そのエディターとブラウザーが別のコンピューターだったので、とにかく面倒くさかったのだ。それを、直接ブラウザーで書いて、読み直さずに送信というスタイルにすれば、もう少し頻繁に更新できるのではないか。うん、そうしよう。

 昨日は吉沢先生とのライブ。動態視力の低下を実感。それにしても、吉沢先生があれだけのキャリアを重ねられた上で、まだ「楽器が吹きたくて吹きたくて仕方ない」あの気持ちを持続していらっしゃるのはすごいことだと思う。普通はもう少し大家らしく出し惜しみするのだと思うけれど。

 今日はこまっちゃクレズマのライブがスターパインズカフェである。「ガラクタ通りのステイン」というアニメーションに絡めたライブなのだが、それも頼まれてやるわけではなく、そのアニメを気に入ったこまっちゃクレズマが勝手にやるという素晴らしいものだ。めいなCoがそのアニメの音楽を担当していた縁はあるのだが、ライブ用のオリジナル映像を作ってもらったり、豪華ゲストを巻き込んだり、事は大掛かりな方向に進んでいる。まずは来てみて下さい。

 ライブと言えば、ほとんど宣伝していない11月6日のストラーダ1年ぶりのライブ、こちらもぜひ。マンダラ2です。

[link:442] 2004年11月04日(木) 11:00


2004年07月10日(土)コマンドラインとの別れ?

 お気づきのように栗楽屋がほとんど更新されていない。忙しいというのは言い訳にはならないが、それでもメンバー一同、個人の仕事、栗コーダーの仕事、いろいろで忙しい。

 それはそれとして、事務用に使っているPC-9801VX2が、いよいよ寿命に近づいてきたようだ。症状としては、
・内蔵の5インチフロッピードライブが2基とも壊れている(外付けの3.5インチを使用しているので問題なし)
・ディスプレイの色がかなりおかしい(3原色のひとつが出ていないようだが、テキスト中心なので問題なし)
・ディスプレイが映らなくなる(ひどいときは、たまにしか映らない。問題あり)
・RS232Cまわりがおかしくて、ネットにつながる確率が8分の1くらい(急ぎのメールを送りたいときに問題あり)
・キーボードがおかしくて、いくつかのキーが入力できない(不便)
・外付けのハードディスクがたまに回らない(バックアップ取ってないし、怖い)
・たまに勝手に再起動する(大問題)

 20年近く前の機種であるし、そろそろ買い替えても良いのだろうが、何に買い替えたら良いのだろう?ウインドウズはXPになってDOSがエミュレーションになったので、VZエディターがあまり安定しないと聞く。VZエディター以外で文章を書く気がしない自分に問題があるのだろうが、安定した環境は捨てがたい。メールもニフティのパソコン通信をaircraftで巡回している。この方法は、ウィルスと無縁であるとか、旅先で人の家のLANを借りたときに何の問題も無くメールが送信できるとか、いくつかのメリットはある。ただ、せっかく光ファイバーをひいてあるのに、このマシンでメールの読み書きをするときはモデムで電話線につなぐというのが、何とも効率が悪い気がする。

 いずれにせよ、次に買うデスクトップでは生DOSは走らないだろうから、これをもってコマンドラインとのお別れということになるのだろう。携帯マシンのHP200LXはまだまだ使い続けるが、僕にとってのDOSは9801のDOSだったから。

[link:441] 2004年07月10日(土) 13:45


2004年05月18日(火)復旧、その他

 消失したスケジュールのファイルはかなり復旧した。いろいろな方にスケジュールを送っていただいたおかげだ。今回のHP200LXのCドライブ破損の原因は、初めて使う電池の電圧降下のカーブを読み違えたことにある。アルカリ電池はメーカーによって個性がありすぎるので、油断は禁物と思い知った次第。

 13日から3日間、京都で水晶(みあき)さんというウクレレ弾き語りの女性のアルバムの録音をした。僕のプロデュースで、ミュージシャンは僕と中尾君とロケットマツさん。今回はあまり細かくアレンジしないで現場で作っていく方針でやってみたのだが、うまくいったようだ。同じ部屋で4人がヘッドフォンをしないでかなりの曲を録音できたのは予想外のことだったが、そのおかげで良い雰囲気で効率よく作業を進められた。何より初めて録音を経験した水晶さんが録音を楽しんでくれたのが、うまくいった要因だろう。今月発売の「薄花ドロップ/薄花葉っぱ」、6月発売の「鳥になる日/小暮はな」、そして7月発売の水晶さんのアルバムとオフノートは3ヶ月連続で若手の歌ものアルバムを発売するが、どれもなかなかの出来だ。

 昨日は、iBookのOSを10.3にしてみた。今まで10.28を使っていたので、バージョンを0.02上げるのに約15000円使ったことになる。もう少し使ってみないとわからないが、軽くなったという評判の割には軽くない。

 今日は渋谷さんのライブ。渋谷さんもまだHP200LXを使っている。ステージが狭くてドラムと密着していたが、外山君のドラムはいいなあ。

[link:440] 2004年05月19日(水) 02:09


2004年05月08日(土)予定消滅

 HP200LXのCドライブを壊してしまったようだ。倍速化ドライバーも読み込まないし、日本語も表示されない。ファイラーで見ると、ディレクトリーが壊れているようだ。仕方ないので、Cドライブを初期化して、AドライブからCドライブのバックアップを読み込む。

 ちょっと予定を確認しようとスケジュール帳を立ち上げると、白紙になっていた。いかん、スケジュールのファイルはCドライブに置いていたのか。Cドライブのバックアップなんて1年以上取っていない。

 というわけで、明日からどこで何をしていいのか、さっぱりわからなくなりました。いや、部屋のカレンダーに6月までの予定はだいたいバックアップされているか。しかし、最新のものはまだ書き写していないかも。

 というわけで、僕に何かライブ、録音、リハ等頼んでいる方、当日前に一応確認をお願いします。特に7月以降。困った、困った。しかし、アドレスのファイルはAドライブに置いてあったので無事。不幸中の幸いでした。


[link:439] 2004年05月08日(土) 09:57


top profile discography schedule blog twitter facebook order other
contact us

Copyright(C)1997- The Kuricorder Quartet All rights reserved.

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。