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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎


2003年05月23日(金)楽譜

 午前中はデートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンの楽譜を読みやすく作る作業。菊地君の手書き譜なんかは汚くても味があって憎めないのだが、コンピューター出力のもので読みにくいものがある。拍の頭がわかりにくいと、今回の録音はかなりきびしい。ロジックの楽譜機能は使ったことがなかったので、その学習も兼ねて。必要最低限の1曲のみ作ってみたが、菊地君の作ったデモを取り込んだのと同じソングに作ったので、画面上の読みやすい楽譜とデモの音が同期していて気持ち良い。

 楽譜は読みやすいに越したことはないと思うのだが、前に細野晴臣さんが著書の中で「ミュージシャンの想像力を喚起するために意図的に汚く譜面を書いている」ような意味の発言をしていた。確かに写譜屋さんの譜面はその通りに演奏しなければという気になるが、アレンジャーの手書きの譜面だと違うアイデアが湧いてきやすい気がする。菊地君の手書き譜は、そういう意味では成功しているだろう。右から左に行ったり、拍数が合っていなかったり、音符の位置や間隔がでたらめだったり、字が読みにくかったりするが、プレイヤーは、何とかこれを解読してやろうという気になる。もちろん、自分で書き直せば読みやすくなるのだが、そのまま読めないと何だかくやしいので、譜面を眺めている時間も長くなる。

 もちろん、僕の書く楽譜もきれいではないが、こじんまりと汚い感じだ。意図的に汚く書くことは無いが、意図的にアーティキュレーションを書き込まないことは良くある。

 人間の書いた汚い楽譜よりも読みにくいのは、シーケンスソフトで何も考えないで出力した楽譜だろう。少し手をかけると格段に読みやすくなるのだが、なぜ初期値だとあんなに読みにくいのだろう。やはり小節の長さとか拍の長さは一定の方が読みやすい。

 さて、午後はシカラムータのリハ。明日の日本大学芸術学部でのライブに向けてのリハ。スタジオでリハをした後、日芸に移動して現地リハ。今回は川口君がゲストで、吉田さんと今回初めての夘木さんのツインドラム。しかし、日芸と聞いて江古田だとばかり思っていたら所沢校舎だそうで、西武新宿線航空公園駅からバスで15分走った、およそ大学があると思えない場所だった。大学というのは、街と共にあるイメージがあるのだけどなあ。

[link:187] 2003年05月27日(火) 01:05


2003年05月24日(土)日芸の新歓イベント

 日本大学芸術学部所沢校舎の新歓イベントにシカラムータで出演する。このイベントは春の小学園祭のようなものらしい。学外から呼ばれたバンドはシカラムータのみ。それとチンドンで東京チンドン倶楽部が出ていた。ルナパークアンサンブル、へぼ詩人の蜂蜜酒等の木村真哉が楽士として出ていて、久しぶりに会う。いいサックスを吹いていた。高田光子さんのチンドンもあいかわらず良かった。

 シカラムータは50分ほどのステージ。あっという間だった。いかにも学生が作った風なカレーライスやフランクフルトを食べて、学祭気分を満喫して帰った。

[link:188] 2003年05月27日(火) 01:06


2003年05月25日(日)ティアラこうとうでの演奏会

 ティアラこうとう小ホールにて栗コーダーカルテットの演奏会。ギターに至るまで電気的な増幅を行わずにライブをやったは初めてかもしれないが、気持ち良く演奏できた。3月の飯能あけぼのの森、4月の神戸キャップハウスとPAを使わないライブを毎月やってきたが、幸いどの会場もやりやすかった。もちろん、PAを使ってガツンと音を出すライブも気持ちいいのだけど、生でやった時のモニターのフラットさは演奏する上で安心感を与えてくれる。PAを使った場合、モニターから返ってくる音は特定の周波数の帯域が強調されたり弱まったりいろいろだが、グレートバスリコーダーはその影響を最も受けやすい。客席では大丈夫なのだと自分に言い聞かせていつもやっているが、あまり精神衛生上よろしくない。今日のコンサートは、演奏していていて気持ちが良くて、お客さんもゆったり座って見られて、ついでに明るいうちから打ち上げが始められて、かなり良かった。またあそこでやりたいなあ。

[link:190] 2003年05月27日(火) 01:07


2003年05月26日(月)歯の治療

 歯医者に行って、今まで薬で散らしていた歯ぐきの膿を除去してもらう。既に腫れは治まってきているし、痛みもほとんど無い。明日からデートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンのレコーディングもあることだし、切らずに済めばそれに越したことはないと思ったのだが、しっかり治療してもらってしまった。巨大な電気注射器で体感約3分間にわたって麻酔液をを注入した後、
「ガリガリ」
「バキバキ」
「ゴキンゴキン」
「チューンチューン」
「ジュボジュボ」
「終わりました」

[link:191] 2003年05月27日(火) 01:08


2003年05月27日(火)デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンの録音1日目

 午前中は歯医者に行って、昨日切ったところを消毒してもらう。経過は順調だが、この後に親知らずの抜歯が待っている。

 そのままデートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンのレコーディングのため西麻布のスタジオに行く。確か12時音出しのはずだったが、12時になっても誰も来ない。そうか、そういうものか。

 今日は2曲ほど録音するが、最近ホーンセクションぽいことをやっていなかったので、けっこうミスが多かった。反省。

[link:192] 2003年06月02日(月) 02:49


2003年05月28日(水)デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンの録音2日目

 今回のアルバムでホーンセクションの難易度の一番高い曲を録る。疲れた。

[link:193] 2003年06月02日(月) 02:45


2003年05月29日(木)デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンの録音3日目

 ベーシックの録音は今日まで。ホーンのダビングで、ホーンの5人に坪口ホルン、栗原メロホン、芳垣トランペットが加わった曲があり。みんな楽しそうだった。

[link:194] 2003年06月02日(月) 02:46


2003年05月30日(金)デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデンの録音4日目

 スタジオを品川近くに移してのダビング日。今日のスタジオは窓から港が見えて、なかなか気持ちが良い。スタジオは遮音のことなどでどうしても密閉された空間になりがちだが、自然光が入ると録音の疲れ方が違うような気がする。

 ホーンを数曲ダビングして、今回のアルバムでのホーンの録音は終了。昨日リズムセクションと一緒に録音したソロをやりなおしてみるが、どうも昨日よくわからないでやったやつの方が好評だった。

[link:195] 2003年06月02日(月) 02:47


2003年05月31日(土)ミックス

 オフノートの新作のミックス最終日に顔を出す。曲が増え続けて、2枚組37曲入りの大作になってしまった。インストも数曲入っているのだが、中尾君が自宅で多重録音した「キャノンソング」を聴いてびっくりした。中尾マニアは、この1曲だけで買う価値があるだろう。あと、川下さんの無伴奏サックスソロによる「友よ」も出色の出来だった。

[link:196] 2003年06月02日(月) 02:48


2003年06月01日(日)札幌日帰り

 酒井俊さんのインストアライブのため、札幌に日帰りで行ってきた。北海道の日帰りは初めてだ。

 朝、最寄りの駅のホームまで行って、忘れものに気がついた。忘れないようにパソコンのディスプレイの上に置いておいた飛行機のチケットを忘れてきた。あわてて家に取りに帰る。時間の余裕を持って家を出てよかった。

 千歳空港でバイオリンの太田さんと会う。酒井俊さんは昨日から札幌に入っていて、ピアノの黒田さんは別ツアーで名古屋発の飛行機。太田さんと会ってから、そういえば飛行機のチケットは送ってもらったけど、演奏する場所や入り時間、開演時間など必要な情報をまったく聞いていなかったことに気がつく。確か札幌駅の地下と聞いていたので、とりあえず列車で札幌へ。車中で鮭いくら弁当を食べて、少し北海道を味わう。札幌駅に着いて太田さんがスタッフに電話、迎えにきてもらった。演奏会場はパセオという地下街の中の広場。軽いサウンドチェックの後、本番を40分くらい。俊さんの歌を聴いて涙を流しているお客さんが数人いた。ライブの後、地下街の中のビアレストランで軽く打ち上げ。ラーメンサラダを食べて、少し北海道を味わう。そして千歳空港に列車で向かい、18時50分の飛行機に乗った。

 実は北海道に日帰りということで、自分としては少々盛り上がっていたのだが、いざやってみると全然演奏し足りない。それに演奏会場が駅の地下だったので、空港と駅から外に出ていない。また四丁目ばんどで普通に来てみたい。

[link:197] 2003年06月02日(月) 02:50


2003年06月02日(月)OKIDOKIのリハ

 こまっちゃクレズマの多田さんがやっているOKIDOKIというユニットがある。6月3日にイベント、4日にワンマンのライブがあるのだが、メンバーの一人が都合により出演できなくなった。その代わりにゲストとして6/3、4のライブに僕が参加する。そのためのリハを荻窪のグッドマンでやった。メンバーは多田さんとギターの臼井さん、そして僕。臼井さんは名古屋のTOKUZOのPAオペレーターでもある。温厚な人柄のわりに激しいギターを弾く。曲は多田さんのオリジナルばかりで、案外いい。1時間半くらいで2日分のリハをして、西荻窪にある特殊中華料理屋の美華で食事をして帰る。

[link:198] 2003年06月06日(金) 03:39


2003年06月03日(火)まごまご夜想楽

 Star Pine's Cafeでこまっちゃクレズマの多田さん、張さん、そしてバイオリニストの美尾洋乃さんの3人が主宰するイベントに出演した。出演バンドは美尾ストリングス、OKIDOKI、ほとらぴから、くものすカルテット、そして映画監督の林海象さん。脈絡のないメンバーに見えるが、イベントに至る経過を聞くと筋は通っているようだ。ここでは省略。初めて会った人、久しぶりに会った人などいろいろだった。

 くものすカルテットのリーダーの坪川君は、7年越しで自主制作の映画を作っている。最近その映画の音楽を頼まれた。「美式天然」(美しき天然と読む)という映画だが、今日のライブでその予告編の上映があった。資料としてもらったビデオで見て良い映像だと思っていたが、大きなスクリーンで見るとまた格別の味わいがある。いい音楽をつけたいものだ。

[link:199] 2003年06月06日(金) 03:40


2003年06月04日(水)ヴィオロン

 阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴィオロンでOKIDOKIのライブ。今日は多田さん、臼井さんにゲストで僕と張さんが加わった編成。お客さんは少なかったが、やっていて楽しいライブだった。

 昼間に渋谷毅さんのエッセンシャルエリントンのリハーサルを終えてから、雨の
中をヴィオロンに向かう。ヴィオロンに行ったには初めてが、素晴らしい店だった。
柔らかい音を奏でる壁のようなスピーカー、ずらりと並んだ真空管、落ち着いた内
装。一日中そこに居たいと思わせる店だ。メインスピーカーの上にラッパ型のスピ
ーカーが飛び出していて、ツイーターかと思いマスターに聞くと、それはラッパ管
で機械式の吹き込みをしたレコードを聴く時に使うスピーカーだそうだ。お客さん
が帰った後に、今なら誰もいないからとカルーソーのレコードをそのスピーカーで
聴かせてもらった。素晴らしい音だ。何しろマイクが発明される以前の録音なので、
普通のスピーカーで聴くとノイズだらけなのだが、ラッパ型のスピーカーで聴くと
実につややかな音だ。不覚にも涙がでそうな音だった。

[link:200] 2003年06月06日(金) 03:41


2003年06月05日(木)加藤さんのリハ

 午前中は歯医者へ行く。月刊笛仙人6月号の一本杉に親知らずを抜くと書いたが、先生と話した結果、もうしばらく様子を見てから抜いた方が良いということになった。
 「一週間くらい楽器を吹かないでいい時あるかな。」
 「毎年1月から2月は暇ですけど。」
 「それなら来年のその時期に抜きましょう。」
 その後、歯の清掃をしてもらったが、プラークが無いとほめられた。愛用の電動ハブラシ、ソニックケアの威力か。

 午後から夜にかけて加藤千晶さんのリハ。今回のバンドメンバーは、僕以外全員女子だ。こういうことも珍しい。さて、そろそろ加藤さんのライブでの回文対決にそなえて、新しい回文を考えておかないといけないな。次のライブは6月8日MANDA-LA2だ。

[link:201] 2003年06月06日(金) 03:42


2003年06月06日(金)奏楽堂

 上野公園にある奏楽堂で渋谷さんのエッセンシャルエリントンのコンサートをやった。奏楽堂は、明治時代に作られた東京芸大のホールで、今は上野公園に移築されて文化財として保存されている。

 久しぶりに上野公園に行ったが、ブルーシートで作られたホームレスのテントの多さに驚く。フリーの音楽家という今の僕からすると、仕事が来なくなれば明日は我が身とも言える。心の中で、頑張れとエールを送った。

 奏楽堂の響きはわりと自然だと思った。ただ、ステージ上では左右の音は聞こえるのだが、前に並んだサックスの音が聞きにくかったのが少し残念。配置で解消されるのかもしれない。しかし、個人的な反省点はあるもののライブとしては良いライブだった思う。林栄一さんが楽器を持って遊びに来ていて、1曲共演した。客席から楽器を吹きながらの登場はかっこ良すぎだ。今日はPAが使えないので久しぶりにボーカルの清水秀子さん抜きのライブだったが、アンコールで客席にいた清水秀子さんを渋谷さんがステージ上に呼んで、「TAKE THE A TRAIN」を一緒にやった。ボーカルものをPA無しでやっても、バックが音量を落とせばなんとかなるようだ。途中から林さんも加わって、大団円となった。打ち上げは渋く上野駅構内の食堂にて。

[link:202] 2003年06月08日(日) 01:37


2003年06月07日(土)回文対決はある

 加藤千晶さんのリハを上野のスタジオでやる。そのスタジオは、料金が安くて駅からも近くてスタッフも親切な良いスタジオだが、ビルの3階まで狭くて急な階段を登らなければならない。僕は昨日同じスタジオでやったリハを欠席したのだが、女子4人でマリンバやパーカッションの搬入は大変だっただろう。

 加藤さんのライブでは毎回ゲストを招いているが、今回のゲストはブラウンノーズ。以前に岡村靖幸トリビュートのインストアライブで会ったことはあるが、一緒にやるのは初めてだ。今日は共演する曲のリハもやったが、加藤さんの曲にブラウンノーズの2人が加わると、ぐっと楽しい感じになる。

 前に日記で「もうステージで回文を読むのはやめよう」と書いたが、一応「加藤さんのライブ以外では」というつもりだった。明日も回文対決はあります。

[link:203] 2003年06月17日(火) 09:34


2003年06月08日(日)加藤千晶さんのライブ

 ブラウンノーズをゲストに招いての加藤千晶さんのライブ。前半ちょっと硬かったかもしれないが、ブラウンノーズ登場以降はリラックスした雰囲気になった。アンコールでは、京都在住の西村哲也さんが飛び入りで、青山陽一さんとデュオを披露した。

 回文対決は辛勝。今までで一番危なかった。今日読んだ回文。

◎葛飾の加藤のみがね 金が未納とかの過失か
◎よく野暮用作り仲悪い友といるわ。かなり苦痛よ。ぼやくよ。
◎練馬のすたれたビル。深い鍋、炊く飯ひとり。よせ、みな理屈言うな。ウスターにマヨネよ。マニア多数、ナウい造りな店よりとひしめく。食べないか、古びたレタスのマリネ。

 「マヨネって何ですか。」と加藤さんからクレームがついた。マヨネと言えば、マヨネーズに決まっている。 

[link:204] 2003年06月17日(火) 09:35


2003年06月09日(月)動画は重い

 しばらくライブやレコーディングの予定は無い。その間にくものすカルテットのリーダーである坪川君の映画『美式天然』の音楽を考える予定だ。僕の作業部屋にはテレビが無いので、まずはクイックタイムでパソコンに映画を取り込むことにした。DV経由で取り込んだのだが、まずVHSからDVにコピーするのに2時間、iMovieを使ってDVフォーマットで取り込むのに2時間、DVフォーマットのままだと20GB以上あって取り扱いに不便なのでクイックタイムで圧縮するのに4時間、計8時間かかってしまった。やっぱり動画のデータは巨大だ。圧縮の作業を始めた時、「残り240分です」とメッセージが出て驚いた。

[link:205] 2003年06月17日(火) 09:36


2003年06月10日(火)自宅作業

 しばらく自宅作業。日記を休む日もあります。

[link:206] 2003年06月17日(火) 09:37


2003年06月15日(日)坪川君の家に行ってみた

 映画『美式天然』の音楽の打ち合わせをしに、監督の坪川君の家に行った。ビデオで映像を見ながら坪川君の考えを聞いたり、曲のデモを聞いてもらったり。映画の撮影風景のビデオを見ながら聞かせてもらった撮影の裏話が面白かった。ひとつひとつの場面を撮るために気の遠くなるほどの手間がかかり、映画を一本撮るために普通の人間一生分の幸運が費やされている。これは撮影に7年かかるわけだ。

[link:207] 2003年06月17日(火) 09:38


2003年06月16日(月)久しぶりにスリルのメンバーと会う

 午前中は歯医者へ行く。経過は良好。しかし、新たな場所の治療を受ける。

 午後はスリルのミーティング。区民センターの会議室でミーティングというのも、なかなか味わいがある。

 帰りがけにビックカメラに寄って、SCSIとUSBを変換するケーブルもしくは装置が売っていないか探してみる。よく探したが、見つからない。USBが出てきた頃に広告で見たことがあったような気がしたが、既に過去の商品なのか。実は最近Macのデスクトップマシンが昇天した。Mac上でやるほとんどの作業をiBookに移行しているのであまり困らないのだが、外付けで使っていたSCSIのハードディスクの中に、まだiBookに移していない重要なデータがある。これを何とか取り出したい。家に帰ってインターネットでUSBとSCSIの変換ケーブルを調べたら、商品としていくつかは存在しているようだ。中にはFireWireとSCSIを変換するものもあった。今度秋葉原で探してみよう。

[link:208] 2003年06月17日(火) 09:38


2003年06月18日(水)日本最初のテューバのリサイタル

 日本で最初のテューバのリサイタルが行なわれたのは、今から38年前の1965年だ。まだ学生だった僕の師匠の貝島克彦先生、現N響の多戸幾久三さん、現ニュルンベルク歌劇場オーケストラの稲田達雄さんの3人に、ゲストとして当時日本フィルで吹いていた宮川暉雄さんが加わって東京文化会館の小ホールで行なわれた。3月に貝島先生の追悼コンサートをやった関係で、その日本最初のテューバのリサイタルを録音したオープンリールのテープを預かった。そして、知り合いのベテランエンジニアにファイル化をお願いしていたのだが、それが今日届いた。SD2ファイル、簡易マスタリングしたAIFFのファイル、ProToolsのセッションファイル、試聴用のオーディオCDとていねいに8枚のCDに収められている。さっそくオーディオCDを聴いてみた。僕が高校生の頃には既に30代後半のスタープレイヤーだった多戸さんと、天才と言われながらも僕が大学に入った頃には演奏家としての活動をほとんどしていなかった貝島先生の学生時代の音が部屋に流れる。古き良き時代の演奏を聴きながら、何とも不思議な気分になった。

[link:209] 2003年07月07日(月) 23:12


2003年06月19日(木)久しぶりに外に出る

 久しぶりに楽器を持って外に出た。今日はスタジオ仕事で、アニメのサントラの録音。金管10人くらいで3曲ほどダビングした。

 飯倉の交差点で東京タワーを見上げると、何だかデザインが変わったようだ。特別展望台の上に円筒形の物体が追加されている。前は確かあんなものは無かったはずだ。寒空はだかさんの「東京タワーの歌」のシングルレコードのジャケットで確認してみよう。

[link:210] 2003年07月07日(月) 23:13


2003年06月20日(金)秋葉原散策

 歯科医院で詰めものが欠けたところを治してもらう。親知らずを抜くのは来年に延期したが、なんだかんだでしばらく通うことになりそうだ。ここの先生は僕がテューバを吹いていることを知っているので、助手に歯の清掃を頼む時も「その歯は彼等にとってかけがえのない大切なものだから、よろしく頼むよ。」と泣かせるセリフを言う。

 歯科医院に行ってから、そのまま秋葉原へ買い物に行った。ラジオストアやラジオデパートはあいかわらず怪しい雰囲気が健在だ。路地に入ると、数が減ったとはいえジャンク屋もある。しかし、街としてはパソコンとゲーム、アニメの勢力が圧倒的だ。Macintoshの専門店は少なくなった気がする。駅前では高層ビルの建設工事が始まっていた。あまり小ぎれいな街にならずに、戦後の雰囲気を残しておいて欲しいものだ。

 家に帰る途中、近所のレコード屋の閉店セールに行った。全商品7割引は安い。もちろん、小さなレコード屋なのでマニアックなものは置いていないが、基本的な名盤は数多く置いてある。今月は現金収入があまり無いことも忘れて、普段CDをあまり買わない僕にしては大量に買い込んでしまった。それにしても、小さなレコード屋が淘汰されていくのは悲しい。

[link:211] 2003年07月07日(月) 23:13


2003年06月22日(日)打ち合わせで泥酔

 映画「美式天然」の音楽の打ち合わせで、監督の坪川君の家に行く。坪川君の家はこじんまりとした二階建の家で、なかなか居心地が良い。打ち合わせは午後3時から2時間くらいで終わったが、坪川君の家を出たのは夜中の2時頃で、なぜか泥酔していた。

[link:212] 2003年07月07日(月) 23:14


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