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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎


2003年02月22日(土)焼き鳥、水着、石丸電気

 昼間はこまっちゃクレズマのジャケットの打ち合せ。今度のアルバムのジャケットはこまっちゃクレズマとしては意外性のある人物にお願いした。メンバーのうち4人で仕事場に押しかけて打ち合せをしようとしたが、「いい焼きとり屋があるんです」の一言に昼間から焼きとり屋で飲みながらの打ち合せ。この焼きとり屋は15時から20時までしかやっていないそうだが、実にいい店だった。聞いたことがない部位の焼き鳥が多数あって、ひととおり注文してみたが、どれもおいしい。店の怪しい特製カクテルを飲みながら、昼間からいい気分になる。

 打ち合せの名を借りた宴会はまだ続いていたが、僕は酒井俊さんのインストアライブがあるので、途中で中座して秋葉原へ。今日のインストアライブは石丸電気のイベントスペースで。その場所は、日曜なので昼間からいろいろイベントが入っていたようだ。僕が到着した時には、グラビアアイドルの水着撮影会をやっていた。中をのぞくと、満員の会場に異様な熱気。みんないいカメラを持っていた。グラビアアイドルは14才と聞いたが、何百台ものカメラの前で水着でポーズを取るのはどんな気分なのだろう。

 その撮影会が30分ほど押したようで、僕等は10分ほどサウンドチェックしてすぐ本番。四丁目ばんどでの演奏は今年初めて。酒井俊さんはこの1年ほどずっと声が絶好調で、今日も素晴らしい歌を聴かせていた。バンドの息も合っていて、短いながらも良いライブだった。次の四丁目ばんどのライブは3月10日MANDA-LA2にて。

 秋葉原は好きな街だ。何というか、戦後の匂いが残っている。しかし、久しぶりに歩いてみると、ゲームとアニメ関係の店がずいぶん増殖しているような気がした。

[link:97] 2003年02月24日(月) 02:25


2003年02月23日(日)前進

 今日から、最近やっていた懐メロものの歌入れ。まだベーシックができていない曲、楽器のダビングのある曲などもあったので、歌入れと並行して他の作業もする。12時間くらい作業したのでずいぶん進んだ。歌入れ7曲、何も無い状態からオケを完成させた曲2曲、ベーシックが録れている曲への楽器のダビング約15パート。かなりの突貫工事ではある。先日の栗コーダーの録音と対称的ではあるが、どちらも必然があってやっている作業だ。僕の経験では、すごく時間をかけてていねいに作った録音物と、すごく短期間で勢いにまかせて作った録音物、どちらも名盤が多い。

[link:98] 2003年02月24日(月) 02:26


2003年02月24日(月)一段落

 歌入れ2日目。しかし、昨日まででほとんど歌が録れたので、今日の歌入れは1曲だけ。その分楽器のダビングに時間を使わせてもらう。今日はバンジョーとウォッシュボードで桂牧さんに来てもらった。ジギタリスというちょっと気になるバンドを関西でやっていた人だ。それ以外はおもに僕のダビング。結局入れるべき音をスタジオですべて入れることができて、宅録をしなくてすんだ。

 今回手伝ったアルバムは、大阪のチンドン屋「華乃家」の女親方である華乃家ケイさんのソロアルバムだ。曲はすべて懐メロ。僕と中尾が3曲ずつ、渡辺勝さんが4曲アレンジしている。そして、渋谷毅さんのピアノでケイさんが歌っている曲が2曲、全12曲だ。なかなか面白いアルバムになったと思う。お年寄りにプレゼントしても喜ばれるだろうし、お年寄りでない人にプレゼントしても喜ばれるだろう。

[link:99] 2003年02月26日(水) 00:03


2003年02月25日(火)うたた寝注意

 久しぶりに休み。家で雑事。

 風呂に入っている時、足に水ぶくれができているのを発見した。最近机でうたた寝することが多かったが、オイルヒーターにくっついてうたた寝したために低温やけどしたらしい。

[link:100] 2003年02月26日(水) 00:05


2003年02月26日(水)やりチン

 午前中は、今度アレンジを手伝うハンバートハンバートという男女2人組と顔合せ。曲が良いので楽しみだ。午後は梅津さんの大仕事最終日にやるチンドンオーケストラのリハ。現役のチンドン屋多数。「やりチン」「3つ打ち」などチンドン用語が飛びかう。本番は3月8日。

[link:101] 2003年03月02日(日) 23:39


2003年02月27日(木)96Khzで安定しません

 2日後に、ホールでクラシックのコンサートの録音をする。一応DATレコーダーは借りられるのだが、せっかくだからi-Bookで96Khz24ビットで録音してみることを思い立つ。で、いろいろ試してみるが、どうも96Khzでステレオ録音すると安定しない。OS9だと96Khzでも録音できることは先日確認したのだが、ステレオだと負荷が大きいのか?コンサートの収録はやり直しがきかないので、安定を選んで48Khz24ビットで録音することにした。

[link:102] 2003年03月02日(日) 23:43


2003年02月28日(金)明日

 昨日書いたホール録音するコンサートとは、僕の学生時代のテューバの師匠、貝島克彦先生の追悼演奏会だ。オーケストラで演奏している大先輩から学生までテューバ吹きが多数出るのだが、録音をする人がいないようなので僕がその係をすることにした。最初は合奏にも参加しようと思っていたが、よくよく考えてみるとハードディスクで録っている時に、まわしっぱなしにしてステージに上がるのはかなり無謀だ。係を引き受けた以上は、そちらに専念して、少しでも良い音で記録することで追悼の意をあらわすことにした。コンサートは明日、神奈川公会堂である。

 今日はその演奏会のリハのために予定を空けてあったのだが、そういうわけでリハに行かなくてよくなった。そのぶん、家で仕込みと事務作業。

[link:103] 2003年03月02日(日) 23:44


2003年03月01日(土)師匠の追悼演奏会

 貝島克彦追悼演奏会当日。そういえば、僕が録音だけ請け負うのは初めての体験だ。先輩の車に同乗して、朝9時に神奈川公会堂に入った。今回のコンサートは、企画も運営も貝島先生の弟子、つまりテューバ吹きか元テューバ吹き。演奏に参加する人も、裏方だけやる人もいるが、皆てきぱき働いている。こういうホールでの自主コンサートの時、クラシック畑の人の方がいろいろやるべきことがわかっている。どうも僕は、自主的なことをやる時でもライブハウスのようにシステム化された場に慣れてしまったので、今回のような時はあまり役に立たない。そこで録音関係の準備に専念する。今回の要は、DATとiBookを同時に回すこと。そのために設置スペースがやや広くなってしまった。11時頃からリハが始まり、試し録りしつつレベルを見る。しかし、難しい。演奏のダイナミックレンジが広いのだ。今回小さい編成はピアノ伴奏のテューバソロで、大きな編成はテューバ30人とユーフォニアム10人に打楽器3人が加わった編成。たとえば、曲によって最適レベルで録るのが普通だと思うが、オーケストラの曲などはppからffまでダイナミックレンジが広いわけで、コンサート全体をひとつのドキュメントと考えれば、コンサートのピークに合せて一定のレベルで録るという考え方もあるかもしれない。一応両方の考え方を視野に入れつつリハを録ってみるが、どうもレベルの余裕があるのに歪みっぽくなる。特に、左チャンネルがかなりひどい。ちょっと音量を上げるとすぐ歪む。これは何か物理的な原因があるのかもしれないと、機材を徹底検証するが、原因はわからなかった。どこのアウトにヘッドフォンを差しても同じなので、モニターで歪んでいる訳ではない。もちろん、ヘッドフォンも別のソングファイルを聞いて検証、問題無かった。そんなこんなでリハでじっくりレベルチェックができなかった。とりあえず、最大音量の曲のレベルだけは取ることができたが。そんなわけで、不安をいろいろかかえたまま、本番が始まった。前半はソロが多かったのだが、左チャンネルがどこで歪んでいるのかわからないので、かなり消極的なレベル設定。最大音量の曲のレベルより少し上げた程度。しかし、レベルメーターがあまりに動かないので、曲毎に徐々にレベルを上げていった。後半のアンサンブルは歪んでさえいなければ、まあまあ適正レベルだろう。コンサート終了後プレイバックしてみると、やはり左チャンネルが歪んでいる。うーん、どうしよう。後で何とかできるかなあ。コンサート後の打ち上げでは懐かしい顔に多数会った。

 家に帰って、録音してきたファイルを聞いてみると、やはり歪んでいる。ふと思いつき、ヘッドフォンを別のヘッドフォンに換えてみた。すると、こんどは大丈夫。なんだ、ヘッドフォンだったのか?試しに、今日持っていったヘッドフォンで、テューバアンサンブルの入ったCDを聞いてみる。む、テューバの帯域によって同じような歪みが左チャンネルに出る。どうやら、テューバやユーフォニアムに多く含まれるところの特定の帯域が多く入力されると歪むようだ。他の音源ではほとんどわからない。そうか、ヘッドフォンだったか。良かった。‥‥いや、良くない!実は、自宅でのリファレンスモニター用に買ったばかりのソニーのスタジオ用ヘッドフォンを持って行ったのだ。これは初期不良ではないか。ヘッドフォンがちゃんとしていれば、マイキングとか曲ごとのレベルとか、もっと追い込めたのに。早速返品だー。

[link:104] 2003年03月02日(日) 23:42


2003年03月02日(日)貝島克彦先生のこと

 ここ数日に渡って貝島克彦追悼演奏会の話を書いたが、たぶん普通の人は貝島先生の名前を知らないだろうし、テューバを吹いている人でも若い人にはあまり名前を知られていないかもしれない。貝島先生は1960年代後半から70年代初めに天才的なテューバ奏者として活躍し、その後は教育者として後進の指導に専念された方だ。演奏家として活躍していた期間が短いので、その演奏を聞いたことがある人は少ないかもしれない。しかし、その短い期間の間に、日本のテューバ史にとって重要な出来事がいくつもあった。在学中に学生3人で日本初のテューバのリサイタルを成功させたり、もっともポピュラーなテューバの協奏曲であるヴォーン・ウィリアムスのテューバ協奏曲の日本初演をしたり、日本人のテューバ奏者として初のフルブライト給費海外留学でインディアナ州立大学に留学したり、それまでBb管中心だった日本のテューバ界に初めてC管を持ち込んだり。何より、F管を駆使して、それまで日本では鈍重な楽器と見られていたテューバのイメージを変えたことが貝島先生の演奏家として功績だろう。独特の歌い方や音色は、テューバ奏者としてはむしろ特異な存在だったと思う。

 僕も不肖の弟子の一人だが、僕が教わっていた頃には貝島先生が人前で吹くことはめったに無かった。それでも、たまにレッスンで「こういう風に吹けないか」と吹いて聞かせることはあった。ある時速い3連符のフレーズをまるでホルンのような軽やかなタンギングで吹いて見せて、それがあまりに凄かったのでレッスン後に同級生と大笑いしたことが思いだされる。

 最後に会ったのは池袋の駅でたまたま会った時だ。「この間テレビ見たぞ。」と言われた。シカラムータでニュース23に出た時のことだ。最後に見られたのが、あれか。たしか生本番でぐちゃぐちゃの演奏をした時だ。とほほ。

 ある時、貝島先生がぽつりと「腹黒いやつの方がうまくなるんだよなあ。」と漏らしたことがある。それが妙に印象に残っている。

[link:105] 2003年03月07日(金) 12:52


2003年03月03日(月)ピラゴラスイッチ

 栗コーダーカルテットとイトケンでピタゴラスイッチ新曲のレコーディング。内容は見てのお楽しみ。レコーディングの合間にスタジオのロビーでミーティング。傍聴者はイトケン。イトケンは栗コーダーのミーティングを見るのは2回目だ。「イトケンさん、どうですか、栗コーダーのミーティングは?」「いや‥‥、あの‥‥。」

[link:106] 2003年03月07日(金) 12:52


2003年03月04日(火)ハイテクVSローテク

 先月録音した華乃家ケイさんのアルバムのミックス。今回はエンジニアの石崎さんの本拠地である青山のスーパーミューザックのスタジオを使う。何だかオフノートがらみの仕事で久しぶりに普通のレコーディングスタジオを使ったような気がする。今回は自宅作業の音源も使わなければならないかと思っていたが、案外スタジオで録音できてしまったために、某曲の口琴のパートのみ自宅で録った音を使う。自宅で録った音がCDで使われるのは初めてだ。CDROMを1枚持って行けばProToolsに取り込んでもらえるとは、つくづく便利な時代になったと実感。ミックスでも昔だったらありえないようなことができてしまう。しかし、モニタースピーカーから流れて来る僕等の音楽は、とてもローテクなものだ。ハイテクを駆使してローテクな音楽を作るのが今の僕の趣味にあっている。

[link:107] 2003年03月07日(金) 12:54


2003年03月05日(水)タイムマシンにお願い

 昨日の続きでTD2日目。今日はTD終了後にその場でマスタリングまでやってしまう作戦。

 3月1日に異常を発見したヘッドフォンを翌2日に郵送で返品したのだが、やはり初期不良品だったそうで、交換品が今日送られてきた。とりあえずサウンドハウスは対応が速いことに感心。先日録音した音源を聴いてみると、今度は大丈夫だ。しかし、商品が交換されても、録音当日に本来は音楽な録音をするチェックに使うための時間をトラブルの原因を探るために使ってしまった事実は元に戻らない。今改めて聞くと、前半のソロ演奏は明らかにレベル不足。それにマイクの角度でステレオ感をもっと広げた方が良かったし、マイクの位置をもう少し高くして客席のノイズを拾わないようにした方が良かった。うーん、貝島先生、また勉強させてもらいました。

[link:108] 2003年03月07日(金) 12:55


2003年03月06日(木)マスタリングもどき

 今日は久しぶりに通常のスタジオ仕事に行った。こういう仕事は、どんな編成でどんな音楽をやるのか、スタジオに行くまでわからない。サウンドシティの1スタに着くと、スタジオ一面に椅子と譜面台がぎっしり並んでいる。げっ、フルオーケストラだ。最も僕に不向きな仕事だろう。しかもテューバのパートはかなり音が低いのに、F管を持ってきてしまった。ペダルトーン近辺の音をひーひー言いながら吹いて、2時間半で6曲ほど録音した。あ、何の音楽か聞くのを忘れた。

 家に帰ってから、先日ホールで録音した音をどうやってCDRに焼くか考える。というのは、僕は専用のライティングソフトやマスタリングソフトを持っていないからだ。レベルの補正はロジックでやるとして、曲間の調整はどうするか。MacOS付属のiTuneだと、曲間の調整が自由にできないようだ。そこで、ロジックで曲間も含めた曲ごとのファイルを作り、iTuneでは曲間を無しに設定することにした。となるとフェードを書くくらいでは済まないので、ロジックのオートミックスを初めて使ってみた。使ってみると実に便利だ。つい余計なことまでやりそうになるのを何とか自制する。オートミックスデータを書いたリージョンをファイルとして出力してCDにしてみた。するとオートミックスが反映されていない。そうか、1回バウンスしなくてはならないのか?バウンスしたら今度はうまくいった。そういうものなのか。

[link:109] 2003年03月15日(土) 03:42


2003年03月07日(金)Jam the Housnailの録音

 栗コーダー財団録音室でJam the Housnail第8話の音楽の録音。昨日とは対称的に緊張感の無い録音。15時に集合して、雑談の後17時頃から録音開始。川口君がマンドリンで近藤君と僕がギターという意外な組み合せで録音した曲もあり。今回の話は身近だけど意外な人が声優で登場する。

[link:110] 2003年03月15日(土) 03:45


2003年03月08日(土)チンドンオーケストラ

 最近新宿PIT-INNで恒例の梅津和時プチ大仕事、本日最終日はチンドンオーケストラ。本職のチンドンの楽士が7人とチンドンに片足を突っ込んでいる中尾勘二と多田葉子、それにチンドンではない梅津和時、太田恵資、近藤達郎と僕。実に楽しいコンサートだった。打ち上げはPIT-INNにて。朝までPIT-INNにいたのは初めてだ。

[link:111] 2003年03月15日(土) 03:45


2003年03月09日(日)寝坊

 昨日PIT-INNで朝まで飲んでいたので、6時半頃帰ってきた。少し寝ようと思って布団に入ったら、目が覚めたのは昼過ぎだった。この時間に目が覚めると、何となく罪悪感がある。

[link:112] 2003年03月15日(土) 03:46


2003年03月10日(月)四丁目ばんどのライブ

 MANDA-LA2で四丁目ばんどのライブ。いつもは開場少し前に入って、軽くサウンドチェックするだけなのだが、今日は新曲を何曲かやるので16時頃入ってリハーサルをした。
 「チャタヌガチューチュー」という曲のイントロでいつも汽車を表現したソロをやっているのだが、いつも同じような感じになってしまうので、今日は意図的に変えてみた。すると、詳細は省くが、テューバのピストンの頭が落下して、片手でリコーダーのソロを吹きながらピストンの頭を拾って元の場所にねじこむはめになった。

[link:113] 2003年03月15日(土) 03:47


2003年03月11日(火)ハンバートハンバートのレコーディング

 2曲ほどアレンジを頼まれたハンバートハンバートのレコーディング。トランペットにスリルの平田直樹、ユーフォニアムはこの楽器では珍しいジャズプレイヤーの山岡潤、アコーディオンは斉藤君、それに謎の中尾勘二という布陣で録音。BSTスタジオはブースが2つしかないが、基本的に一発録り+最低限のダビングでやりたかったので、ブースにはハンバートハンバートの2人が入り、残りのメンバーは大部屋で一連託生。うまくいって良かった。みんなに感謝。

[link:114] 2003年03月15日(土) 03:48


2003年03月12日(水)モバイルシステム

 一日家にいる。いろいろやることがたまっていたのでいろいろやっていたら朝になってしまった。日曜から1週間以上ツアーに出るのだが、その前にやるべきことはまだまだある。大工さんのライブ用アレンジも考えなくてはならないし、確定申告もしなければ。

 先日の続きで、3月1日に録音したコンサートのマスタリングもどきをする。無事2枚組のオーディオCDが出来た。昨年までの僕では考えられないことだ。しかし、このiBookとロジックとEMI、そしてGZ5の組み合せはかなり気にいった、OSXでしかMIDIが使えないのにOSXでオーディオを使うと「ハードディスクが遅いです」としょっちゅう叱られること以外は。CPUは今のところ意外と余裕。ソフトシンセを使っていないからなあ。持ち運べるし、静かなのが何より。

[link:115] 2003年03月15日(土) 03:49


2003年03月13日(木)睡魔

 最近ロジックのバージョンが6に上がった。用事があって渋谷に行ったので、ロジックのアップグレード版を購入しに楽器屋に寄る。僕がロジックを買ったのはバージョン6が発表された後だったので、アップグレード代を値引きしてもらったのだ。ところが、品切れだった。予約がいっぱいで、入荷するそばから予約者に回されるようだ。しかたないので、予約して帰る。まだ短時間しかいじっていない僕にも、今度のバージョンは使い勝手が良さそうに見える。特にアレンジウィンドウが使いやすくなっているのは魅力だ。店内にモーグ博士が開発したMINIMOOGの復刻シンセが置いてあったので試奏してみた。音の太さに驚く。値段もびっくり。

 その後シカラムータのリハへ。昨晩は徹夜して、朝食後に1時間ほど仮眠しただけなので、睡魔と闘いながらのリハとなる。僕は眠くなると本当にどこでも寝てしまうので、楽器を持っている時は注意が必要だ。最近また低温やけどが増えてしまった。

[link:116] 2003年03月15日(土) 03:51


2003年03月14日(金)大遅刻

 17日が確定申告の期限だと油断していたが、16日から旅に出てしまうので、今日が確定申告の提出最終日になる。午前中に大急ぎで計算と記入。一番面倒くさいのが所得の内訳書だ。いろいろなところから少しずつ収入のある僕にとって、すべての会社の住所と電話番号を提出用と控用の2通に記入するだけでけっこうな手間になる。何年か前に所得の内訳書が上から下まで全部埋まってしまったことがある。このまま収入をもらう先が増え続けたら、内訳書が2枚になるのかと心配していたが、幸いその後も何とか1枚に収まっている。不思議なことに、収入をもらう先が増えても収入の合計は増えない。

 そんなわけで、税務所に寄ってからシカラムータのリハに行くが、1時間10分の大遅刻してしまった。

[link:117] 2003年03月15日(土) 03:52


2003年03月15日(土)歌いたがり

 横浜のドルフィーでこまっちゃクレズマのライブ。最近のこまっちゃクレズマの歌もの比率の上昇を受けて、1ステージ目の後半4曲に歌ものが続く。2ステージ目の最初と最後、それにアンコールも歌ものだ。これはいくらなんでも多すぎるだろうということで、休憩時間に2ステージ目最初の曲はインストに変える。まあ、こまっちゃクレズマの場合は、歌ものはほどほどが良いだろう。でも、なんか、みんな歌いたがりだからなあ。

 前々から気がついていることがある。どうもみんな日本語の歌よりイディッシュ語とかロマ語の歌の方がうまい。これは日本語になると言葉の意味がからんできてややこしいことになるけれど、わけのわからない言葉だと純粋にメロディーとして器楽的に表現できるということなのだろうか。興味深い現象である。伊波智恵子さんのアルバムを作っていた時に、沖縄の大作曲家普久原先生にウチナーグチの歌詞の意味をたずねたところ、「言葉の意味なんかわからなくてよろしい。」と言われたことを何となく思い出した。

 ドルフィーの帰り、新宿で終電に接続する列車に乗ろうとしたところ超満員、テューバをかかえた僕は黙って見送るしかなかった。

[link:118] 2003年03月22日(土) 13:36


2003年03月16日(日)旅1日目 大阪

 今日からシカラムータ〜大工さん〜エミグラントと8泊9日の旅。荷作りが終わってみると、やけに荷物が多い。背中に1週間以上のツアー用の大きなリュック、右肩にiBookなどコンピューター関連の入ったショルダーバッグ、右肩にもうひとつテューバ、そして左手にトランペット。荷物が増えた理由ははっきりしている。

・ツアー後半に関西で共演するひがしのさんのCDを事前に受け取ることができなくて、ツアー中に受け取るため。ポータブルCDプレーヤーを持っていないので、iBookがCDプレーヤー替わり。

・どうせiBookを持って行くなら、大工さんのライブアレンジを考えたり、ひがしのさんの譜面を作ったりするのに何かと便利そうなのでMIDIインターフェイス兼オーディオインターフェイスのEMI2/6とミニ鍵盤のGZ-5も持ってきた。

・テューバは、初めてツアーに持って行くヤマハのF管。シカラムータはともかく、大工さんとエミグラントはやることがはっきりしていないし、ベースもいるのでこちらの方が融通が効く。しかし、この楽器は大きくて重い。

・どんな状況でどこに泊まるのかよくわからないので、着替えを多く持ってきた。洗濯をできるかわからないので。

 しかし、さすがに荷物が重い。東京駅に着いた時はへとへとになってしまった。旅の達人は、どのように大量の荷物を運んでいるのだろう?

 さて、今回のシカラムータは大阪のCLUB MASSIVというライブハウスの1周年記念のイベントの一環として呼ばれた。対バンはCLASIC CHIMEと似非浪漫。似非浪漫のステージは見られなかったが、CLASIC CHIMEのステージを少し見た。トラッド系の曲調にアッパーなリズム、ちょっとポーグスを思い出す。客席も盛り上がっていた。今まで日本ではありそうでなかったバンドのような気がする。

 シカラムータのステージは1時間ほど。この店はどんちょう(旅先につき漢字がでない)の後ろでセッティングして、どんちょうが開くと演奏を始めるのだが、自分のセッティングが終わって舞台袖に下がり、本番が始まる時に自分の位置に戻って楽器を構えようとすると、何と楽器のベルが今自分が座っている椅子の下にあるではないか。誰が椅子を動かしたんだ?おかげで、ベルにへこみができてしまった。

[link:119] 2003年03月22日(土) 13:37


2003年03月17日(月)旅2日目 名古屋

 昨日佐世保でコンサートのあった大工さんやロケットマツさん、それに東京から来るメンバーと沖縄から来るメンバー、そして大阪からの僕が名古屋で合流して大工さんのリハーサルをする。リハーサルの場所は、TOKUZOの店長の森田さんに紹介していただいた個人宅の中にあるプライベートスタジオ。『蓬莱行』はライブで演奏することをまったく想定していないアレンジの曲ばかりなので、ライブアレンジを考えながらのリハとなる。しかし、要の中尾君と船戸さんが今日のリハにはいない。最終的な詰めは明日現場にて、ということにした。若干不安が残る。

 駅の改札を通り抜ける時に楽器をぶつけて、また少しへこみができた。

[link:120] 2003年03月22日(土) 13:38


2003年03月18日(火)旅3日目 名古屋

 大工さんのツアーの初日は名古屋TOKUZO。昨日少しリハーサルをしたものの、メンバーが全員そろうのは今日が初めてなので、リハを多めにしようと午後2時に会場に入った。しかし、総勢11名のセッティングは結構時間がかかってしまい、サウンドチェックが始まったのは5時頃。昨日リハーサルをしていない曲からやっていくが、全曲のリハーサルはできなかった。リハーサル後も楽譜を移調したり、忙しい。

 そして本番。全体に細かいミスや危ないところはいろいろあったものの、初日にしてはまあまあだったか。店長の森田さんの「明日はもっといい演奏をすると思うと、ちょっと悔しいな。」という言葉がすべてを表わしているかもしれない。

 会場でスタンドに立ててあったトランペットが倒れてテューバにぶつかり、またまたへこみができた。

[link:121] 2003年03月22日(土) 13:38


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