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新・のんき大将のごたく from 川口義之


2006年10月18日(水) MUSIC FES IN TAIPEIの続き

2006年10月12日の栗公園のひとり掲示板(一瞬、関島さん参加)状態から、こちらに続けてみました。長くなりすぎちゃいまして。日本に戻って来て安心したってことですかね。

以下このへんからの続き、

大量のメールの処理で出遅れてしまった。なんとか茶芸館でゆっくりしたいのだが次の合流時間が迫っている。焦って落ち着きに行くという、よくわからない状況になってます。【川口】2006年10月16日(月) 17:23:07
茶芸館には行けなかったものの、お気に入りのお茶屋さんでお土産を買いつつ、おいしい高山茶をいただき、その近くの著名な小籠包屋さんに寄る時間の余裕もありました。その後合流した香港のミュージシャンとも有意義な時間を持つことができて、実に有意義でした。あとはマッサージだけ。【川口】2006年10月16日(月) 22:04:25

龍山寺の近くの夜市で、なんとか滑り込みマッサージに間に合いました。足と全身をほどよくほぐして、後は深夜の屋台で豚肉と白菜の煮込み、そして魯肉飯と台湾ビールでひとり打ち上げ。100元+ビールが35元くらい。翌朝は早起きしてもう一軒の探していたお茶屋さんへ。その前にちょっと腹ごしらえに、温かい豆乳と皮の厚めの肉まんをひとつ、20元なり。安すぎる、70円くらいか。お茶はそれに比べたら法外に高いな。今回は結果三軒のお茶屋さんを廻ったことになるけど、店を巡るごとにターゲットのお茶の値段が倍倍に跳ね上がってきた。それぞれにおいしいのだが、今回のは味、値段ともにびっくり。おいしい三種類のお茶を一時間くらいかけてゆっくり何杯もいただき、なかなかのセールストークに、たじたじになりつつも購入。ああ、お茶買い過ぎだこりゃ。しかしながら三軒ともにお話を伺いながらの試飲を繰り返すことによって、何だか見えて来たものがありますね。からすみやらお茶受けやらも勧められたものの振り切りつつ、お茶屋さんから近所のおいしい小籠湯包の情報を獲得。いざ来てみれば、あれ、シカラムータのみんなと先日やってきたお店じゃないか。そこで先日頼んだものと同じセットを注文。時間もないのであっという間に平らげ、チェックアウトに間に合うように宿に戻る。こんなときにアジアの宿は12時チェックアウトが多くて助かる。空港で食べるべく肉粽(ちまき)をいつものお店で購入しつつ、空港へ向かう。12時半バスターミナル発。そして10時間後、日本時間23時過ぎに帰宅。飛行機の飛んでいる時間は3時間以内だってのに、なんでかな。沖縄とそんなに違わない距離なのに、国際線ってだけで手間がずいぶん違うってことだね。シカラムータのみなさんお疲れさまでした。現地でお世話になったみなさん、どうもありがとうございました。とくに事務所を自由に使わせていただけたことには感謝、また感謝。さて今回も個人旅行では決して経験できないようなことを、またまた一杯楽しませていただきました。素晴らしい歴史的建造物でのテンションの高いライブ、フレンドリーでまじめなスタッフ、完璧かつ絶妙な通訳、得るところの多いワークショップ、楽器屋巡り、楽しい会食、関島、桜井両氏とともに古い町並みを目指して三時間かけての散歩、二回のマッサージ、二回の夜市、小籠包三軒計四回、魯肉飯三軒計五回、お茶の試飲三回、ロシアのサーカス、香港ミュージシャンの誠実なライブ、合間にはひたすらメールのやり取りでしたが、おかげで煮詰まることなく過ごせました。街と人のエネルギーに感謝。
追伸:戻ったと思ったら24時間でメールのやりとりが80通を超えました。う〜限界かも。いまこそマッサージのときなのにここは日本。初マッサージ・イン・ジャパンも近いなこりゃ。もちろん11/8発売のクリスマスアルバムに関してのやりとりがメインです。いいアルバムができました。あとは聞いてもらうだけです。もうすぐレコ発ツアーのチケットも順次発売になるんじゃないかな。はて、もう発売しているところもあるのかな?スタパのぴあ発売はたしか11/3あたりだったような?次回の笛仙人を待つべし!!

[link:90] 2006年10月19日(木) 06:31


2006年11月13日(月)レコ発イベント月間始まり

昨日の府中インストアに来ていただいた沢山のお客さま。どうもありがとうございました。早い時間のスタートだったのでどうかなと心配していたのですが、なんとタイミングよく、七五三の行き帰りで参道から通りがかった親子三世代が何組も。そんなみなさんが楽しそうに聞いていてくれる姿は、晩秋の日だまりとともに感動的でもありました。二回のミニライブとサイン会のあとには、お正月に放送の番組音楽の打ち合わせ、年末の舞台音楽の打ち合わせなど、打ち合わせ事項満載の恒例栗コーダーミーティング4時間。終わるや否や大急ぎで吉祥寺マンダラ2へ。ロンサムストリングス3rdアルバム発売記念ライブに大遅刻で到着。後半のステージのみではありましたが満喫しました。もともとポテンシャルの高い人たちがツアーを経て、さらに高みにある素晴らしさ。これこそ贅沢です。さて、どんなに忙しいときでも生のいい音楽を浴びることに積極的であること。これをしなくなったときが音楽、および表現から引退するときだと常に思ってます。一期一会。いろいろな会場でこの二ヶ月の間に出会う皆さん。楽しみにしています。

[link:91] 2006年11月13日(月) 05:04


2006年11月26日(日)追悼…最高のブルースマン

ROBERT Jr. LOCKWOODが91歳で亡くなったらしい。それは自然なことながらショックでもある。初めて彼を見たのは僕が東京に出て来てからすぐのことだったと思う。年を取ったミュージシャンが味わいだけではなく本来のポテンシャルも十分に保ちつつ素晴らしい演奏をする。それに感動しました。さらに言うならば自分が年を取るごとに、生涯の目標として立ちふさがる音楽の巨人なのです。どうやったらあんな風に年をとっていけるのか…。彼の演奏を次に見たとき、リズム感の衰えを感じました。前回、全てが素晴らしかった演奏が、そのとき往年の〜という言葉を付け加えざるを得なくなったこと。それがショックでした。それから10数年が過ぎ去り、ところはニューオリンズ。有名なボーリング場兼ライブハウスのロックンボウルにて、マニアックなレーベル主催のイベントが行われました。夢のような顔ぶれでいわゆるオールディーズ(ポップカントリーとか)、ブルース、R&B、ジャズの巨人たちが入れ替わり立ち替わり出演する。それが目当てでニューオリンズに詣でたといってもいいくらいの内容です。昼間のニューオリンズ・ジャズ&ヘリティッジ・フェスティバルから直行したため、疲れ果てていて、到着直後には当日の出演者を把握していなかったところに、アコースティックギターの渋いブルースが聞こえてきました。あれ、これって聞き覚えがあるな?なんだろうと思って遠くからステージを見るとなんとロックウッド爺が。素晴らしい弾き語りでした。ああ、こんな風に60年、70年に渡って演奏し続けるなんて奇跡だなあ。そう思ったものです。これからもチャック・ベリー、ゲイトマウス・ブラウンと並ぶ、音楽を続ける目標としていこうと思います。合掌。

[link:92] 2006年11月26日(日) 02:33


2007年01月18日(木)エスケリータ68からスタート

昨年4月に栗コーダーで初ライブを行ってから、
加藤千晶さん、あがた森魚さんとぼくでもう一度。
そして新年を迎えて複数回のライブを行うことになりました、
わたくしの故郷浜松であります。
栗公園でも書いたように、すでに浜松こども館のチケットは
完売(当日参加のお子さんの数によって追加の当日券の数を
決定する模様)、心木地もほどよいリスニング環境確保との
兼ね合いで、いつ前売りを打ち切るか検討中。
本番一週間前の自主公演の主催側の立場としては安心、
ありがたいことであります。ぜひ行ってみようと
改めて思い立った方は、一度会場に連絡を入れてみて下さいな。

一方のエスケリータ68のスペシャルイベントですが、
まだ若干定員まで余裕があるとのことです。
加藤さんの曲を関島、川口でサポート、この編成も
実は初めてです。さらに栗原さんを加えた4人でも
たっぷり聞かせます。
川口を中心としたセットでも栗コーダーカルテットトリオで
栗コーダーナンバーを意外な切り口で調理。
加藤さんにも参加いただきつつ、栗コーダーをよく知っている
人ほどおもしろがれそうな仕上がりです。
まず、一番知っているはずの自分がかなりおもしろいです
から、信頼できますね(ぼくに客観性があればですか)。
さらに、この編成ならではの普段は聞かれない名曲も
沢山挑戦してみました。

こちらは普段にない編成だけに、この日に向けての
リハーサルが必要です。まずは、加藤さん、川口それぞれに
自分の担当コーナーの内容を事前に決めつつ資料、譜面整理、
そして昨日長めのリハーサルを敢行。
この編成に向いた曲をさまざま試しつつ最終的な選曲と流れを、リハ後に食事をとりつつ加藤さんとぼくで打ち合わせ。
十分な曲数が揃いました。あとは自主練習。主に加藤さんと
川口の本番当日までの熟成具合が成功の秘訣となりましょう。
音楽面以外のもろもろの手配はほとんど終了したので、
いよいよ音楽に集中できそうです。
わたしとしては新機軸が目白押しなので、
今後の数年間を計る指標とすべくがんばりたいところです。

昨年後半はスタッフ作業の密度が濃く、なかなか音楽
自体に集中しにくい状況でしたが、クリスマスの終わりとともに
通常の生活に戻りつつあります。
とくにこの一週間は数年ぶりに音楽に集中できる模様ですので、
(つまり遊びライブ以外の正式な仕事がなかったりしまして)
いつも以上に、音楽家川口の気持ちで本番を迎えることが
出来ましょう。
近郊の方はもちろん、ぜひ近県の方々もおいで下さい。
とくにエスケリータ68、心木地は演奏後もゆっくり
くつろいでいくことになると思いますので、兼ねてからの
質問などありましたら、伺う余裕もありましょう。
ほろ酔い加減でお答えします。


[link:93] 2007年01月18日(木) 13:46


2007年03月08日(木)栗コーダー5thアルバム録音開始

今週のあたまから2週間に渡って6月にリリース予定のニューアルバムの録音です。先月からデモテープ制作を始め、4人の楽曲もほぼ出揃ってきました。昨日は自分の担当日だったのですが、自分のラフスケッチに基づいて、残りの3人のポップス職人が控えめながらも意見を猛烈に出し合いながらアレンジが仕上がっていく様は実に幸せであります。自宅録音で一人で作ってたらこうはならないですからね(ちなみにデモは全パートひとりで録音してみました)。一人では考えつかない音の広がりやグルーブ(音の絡み合いやノリ、息の合い方とでもいいますか)。バンド冥利に尽きます。もちろん今日も録音は続くのですが、今週の4番手、担当栗原がどのような楽曲をどのような進め方で録音していくのか。これまた楽しみです。いま自分のすべきことは録音開始時間までの体調管理。録音の前の気分はいつも本番一発勝負のオリンピック選手か、はたまた試合前のボクサーか。自分に任された演奏にベストの能力を発揮できるか(うまい演奏をするという意味ではなく)、また楽曲全体のアレンジの方向性や重ねていく音の順番(これがグルーブや全体の雰囲気に実は影響する)、テイクの善し悪しなどに常に気を配っていく集中力+持久力がキープできるか。録音日数が重なっていくほどに、ここが重要になっていきます。まあ、判断力に信頼の置ける残りの3人がいますから、どんな瞬間も自分が完全に把握している必要はないので多少楽なのですが。さて、ただいまラフに7曲が焼き上がりました。今週中におなか6分目くらいまで出来上がるかな。

[link:94] 2007年03月08日(木) 09:31


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