top profile discography schedule blog twitter facebook order other


新・のんき大将のごたく from 川口義之


2004年03月25日(木)桜はまだでした

今日午後1時より、青山葬儀所でいかりやさんの告別式が行われた。2時から近くの麻布十番あたりで仕事だったこともあり、記帳に出かけた。冷たい雨の降る中、わたしを含めた多くのファンが様々な思いで会場に集まっていた。いかりやさんの意志を尊重し、仕事を優先して通夜を欠席した加藤茶さんの弔辞は我々ファンの涙を誘った。一般の人向けの献花台にウッドベースをかかえた、いかりやさんの写真が飾られていたのが印象的だった。ありきたりな言い回しだが、わたしの中の昭和の灯火がまた一つ消えてしまった。音楽家から流れ流れて、でもいつも真剣だったいかりやさんの人生は、通り1本向こうの電信柱の明かりのように、ぼーっと光って、常にわたしの音楽家として生きる支えになっていたように思います。今後わたしの好きなテレビ番組「人生の楽園」を見るのがちょっと辛いです。合掌。

[link:74] 2004年03月25日(木) 01:52


2004年04月26日(月)明日はメンフィス(詳しくは掲示板へ)

ただいま更新することで過去ログに移動してしまう文章の
終わり頃に書いてあった初めての海外旅行から18年経ち
ました。18年振りに明日、メンフィスへ旅立ちます。
宿はその時わたしがリンゴ・スターにばったりあった有名
なホテルのはす向かい。いったいどんな気持ちになるのか、
楽しみでもあり、不安でもある。
なにも覚えてなかったらどうしよう。
そんな様々な思いは掲示板に続けます。

75.jpg 280×210

無事到着した18年振りのメンフィスのビール・ストリートにて。きれいに再開発されていてびっくり。おいしいチキン・ガンボを食べました。

[link:75] 2004年05月04日(火) 01:45


2004年05月01日(土)S・ミラー〜D・ボウイ〜サンタナ

ここニュー・オリンズは朝9時過ぎ。
窓からは赤いトラムが走るのが見える
一日降り続いた雨も止み、
今日のフェスは再開するだろう。

昨夜はソールド・アウトだったデビッド・ボウイ
(発音的にはデイビッド・バウイイといった感じか)
のコンサートにも途中入場ながら満喫できた。

一昨日のアル・グリーン、ボビー”ブルー”ブランドの
公演と同じ会場ながらも規模の違いを実感。
PA、照明ともに専門のクルーを連れて来ているだけ
あって、日本の武道館公演と同様の機材、いやむしろ
劇場のコンサートだけにより本来の狙いに近い演出が
されていたように感じた。

実は一昨日のコンサートはPAトラブルが終止続く、
厳しいものだった。前座扱いのボビー・ブランドは
ほとんど生音。メインのスピーカーからは何か関係
ないCDらしい音が漏れる。
さすがにしばらくして客のブーイングから演奏停止。
本人も軽いジョークでつなぐも数回にわたる中断で
テンションはがた落ち。
結局盛り上がりきることなくステージを降りた。

それに比べアル・グリーンはさすがの現役感で、
場の空気を引っ張って行く。ヒット曲の数々を
見事なステージングで披露。
途中のMCの場面で一部と同様のPAトラブルに
なりかけたが、強引に音圧のある曲を始めて
ことなきを得る。
プロデューサータイプのミュージシャンならではの
決めの細かさだと思う。
ボウイにも通じる部分だと思うが。

ミュージシャンの現在の勢いはサポート・ミュージシャン
の演奏力に如実に現れたりもする。
もちろんお金が沢山動くことによって
腕利きが集まるってこと。

やはりアル・グリーンのバックはコーラス、ダンサー、
ホーンも含む大編成かつかなりの演奏力。
B・ブランドのサポートもいい雰囲気だったし、
個人的には田舎臭いホーンセクションも含めて好きだが
やはり見劣りするのは事実である。

同様のことが今日のサンタナのステージでも感じられる
のだろう。5年ほど前だったと思うがやはりジャズ・
フェスの会場でサンタナを見ている。グラミーを取って
世界規模での復活をする直前だったと思う。
期待しないで見たらあまりの良さにびっくりしたものだ。

人づてに聞くところによると、グラミーを取ってから
メンバーが代わったらしい。彼の場合はむしろその前の
メンバーの方が良かったとの声もあるが。

同じサンフランシスコを代表するS・ミラーのバンドを
見るとバンドの勢いの違いは感じざるを得ない。
かなりいいバンドだったが、少しアップテンポのエイト
ビートのヒット曲の幾つかは、はぎれが悪く元曲の良さが
感じられなかった。

当時のグループとしてはもっとも現代的なグルーブを持つ
バンドだと感じていただけにもう一花咲かせて欲しい。
本人の歌唱力は衰えていない様子で安心した。
若干ギターはゆるくなっているようだが十分楽しめる。
サポートのギタリストがかなり良いので、
このままなんとか再評価、
新しいヒット曲なども期待したい。

マイペースで続けていればいいじゃないかって意見も
ありましょうが、彼のサウンドはいいメンバーがあって
始めて成り立つ繊細な音楽だと思うのです。

さて今日のサンタナはいかがかな。
雨が降ったのが昨日で良かった。
ハリー・コニックJr.を見られなかったのは残念だが。

76.jpg 280×210

[link:76] 2004年05月02日(日) 00:42


2004年05月02日(日)フェス5/1

さて5/1土曜日のジャズフェスです。
雨が上がって快適なコンディションといいたいところ
だが、ところどころぬかるんでいて注意が必要。
一日分を取り戻そうってわけではなかったのだが、
いつもより早めに会場入りしてみた。11時くらいに
各テントの最初の出演者の演奏が始まるのだが、
ちょっと気になる女性歌手がいたので覗いてみる。

普段は毎週リッツ・カールトンでショウを開いている
らしいKarin Willams さんは初めてのアルバムが出た
ばかりのたぶん美人ジャズシンガーって、
肩書きになるんだろなあ。ピアノ、サックス、ドラムス
ときどき参加のパーカッション、エレキのガットギター
というブラジル系の楽曲まで視野に入れた編成だったが、
実に安定したバッキングに乗せて気持ち良さそうに歌って
いるその姿はジャズ・フェスに来てるんだなあってムード
を盛り上げるにはベストか。
昔のジャズ・フェスの映画見てる気分にもっとも近い。

真夏の夜のジャズを見たときにチャック・ベリーが
みごとに異彩を放っていたが、
ゲイトマウス・ブラウンのステージはそれに近い雰囲気
を味わえる。人に媚びないムードもまた似てるのかもね。
相当な年だと思うが素晴らしい演奏だ。
昨年も同じブルース・テントで見たし、地元のレコード
屋さんのインストアライブも凄い人混みの中で拝聴した。
その数年前も同じジャズ・フェスの時期にライブハウス
に出かけてフルステージ堪能した。もちろんすごく前の
日本初来日も見てます。
つまりわたしのフェイバリット・ミュージシャンだって
ことを言いたいのだ。

いかん、昨日のトリの出演者のことを書いたら終わって
しまうな。
本当はその間に10組ほどの出演者をはしごして、その
間に牡蛎を食べたりザリガニとパスタのクリーム煮や、
ちょっと辛めでもちもちしておいしいジャンバラヤを
食べたりもしていた。

デイヴ・ブルーベックもサンタナも素晴らしかった。
が同じ時間帯に良い出演者が、固まってしまうので、
双方の代表曲を聞くこと無くテントを移動してしまった
のが残念。いやあ残念。ブラインド・ボーイズ・オブ・
アラバマに至っては、会場が混んでいたのに嫌気が
差して、完全に端折ってサンタナのステージ方面に
引き返してしまった。
いちいち後悔していても一度に見られる数は限られて
いるのだからしょうがない。

大きな雨雲が近づいて来るのが誰の目からもわかった
のだが、主催がいつ決めたのか、
30分早めに全コンサートが終了してしまった。
ううむ、若干の不完全燃焼な気持ち
を残しながら会場を出ると、先日もいたハウリング・
ウルフ似の白人ブルースマンが今回はドラム、ベースの
トリオで演奏。フェスから帰る道すがらの大勢の観客と
共に大変盛り上がっていた。いいなあこの雰囲気。

いかん時間がなくなって来た。
続きはフェス最終日の今日が終わってからと
いたしましょう。

77.jpg 280×210

トリのサンタナのステージに迫る雨雲

[link:77] 2004年05月03日(月) 01:24


2004年05月03日(月)ロックン・ボウル

前回はバスで向かったのだが、タッチの差でバスが
発車してしまったので試しに、近くの停留所にやっ
てきていた新しくできた赤いトラムを使って移動し
てみる。

カールトン・ストリートの交差点で下車、テューレ
ーン・ストリートまでは徒歩で7〜8分ってとこか。
先ほど乗り損なったバスに丁度出くわしたので、
そんなにロスはなさそうだ。これって自分に対する
メモだな。誰か次回ニューオリンズに行かれる方が
いたら参考になるかな。よく見かけるニューオリン
ズの地図上ではカナルに沿って縦に長く走るこのト
ラムは昼間に乗ったらなかなか景色が良さそうだ。
つり革が新品のグローブのような質感で気持ちがいい。

昔からあった緑のトラムもなかなか風情のある地域を
走ります。ガーデン・ディストリクトって言われる古
い住宅地のあたりはとくによいのです。その付近に
ユース・ホステルがあったりもして個人旅行者には
わりと馴染みの場所かもしれない。
私はフレンチ・クォーター近くに定宿があるのでそち
らに泊まります。18年前のマルディグラの時期に初
めてニューオリンズにやって来た際もここに泊まった
ので、妙に安心感があるんだな。

同様に来ると安心する場所が幾つかあって、もちろん
有名なフレンチ・クォーターのカフェ・ドゥ・モンド。
池袋なんかにも支店のあるドーナツ屋さんね。
ジャズ・フェスの会場にも支店があります。
それと地元のレコード屋さん、ルイジアナ・
ミュージック・ファクトリー。
ジャズ・フェス期間中はイン・ストアライブを一日中
やってます。ディケイター通りの有名なハウス・オブ・
ブルースってライブハウスの向かい。

昔はレコード・ロンズ(Ron'sね)
なんていう味わい深いレコード屋さんもあって、
観光用の馬車にもその看板が書かれていたものです。
マジック・バスっていうそこに似た雰囲気のレコード
屋さんを発見したので時間があったら寄ってみよう。
日本にいるときは、ほとんどレコード屋さんに行かな
くなりました。あまりわくわくしなくなっちゃったな。
CDの大きさが好きじゃないんだろな。ドーナツ盤の大
きさは大好きなのにな。

好きなレストランやカフェが他に幾つかありまして、
どこが落ち着くかってやはりロックン・ボウルだな。
それが何かってはなしを書く前に疲れてしまった。

78.jpg 280×210

[link:78] 2004年05月04日(火) 01:44


top profile discography schedule blog twitter facebook order other
contact us

Copyright(C)1997- The Kuricorder Quartet All rights reserved.

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。