top profile discography schedule blog twitter facebook order other


日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己


2002年01月12日(土)12日夜中

 さらに遅れが……。だが粘ってみる。今12日の夜中ということで。

 短時間だが熟睡できて健康運上昇。天気も良いので、この勢いでいちおう病院に行って診てもらっておこうと思い、自転車でさっそうと出かけるも午前中の診療の受け付けが11:30で終わっていてがっかりだ。診察券には〜12:00と書いてあるじゃないか。と言ってみようかと思ったけど、せっかくいい気分で来たのだからやめておこう。
 外に出たついでにスナップ、買い物、喫茶店で休憩などして帰り、仕事を片付ける。昨日の講師ものの仕事の件で連絡があり、キャンセル、その仕事自体が今しがたなくなったという。これで健康運がさらに上昇。ここで、はて仕事運、というものは仕事が入るだけで上がったことになるのか?という疑問が…。それはまた。

 ところで仕事(明日のライブの準備含む)は思ったよりはかどった。はかどっているうちに眠くなってきて、そのまま寝てしまった。これでまた健康運が上昇。

 ※写真がないと何かもの足りないねー。

[link:61] 2002年01月15日(火) 12:45


2002年01月11日(金)船遊び、打ち合わせ、打ち合わせ

 順繰りに遅れているなここ。遅れを取り戻せるかどうか不明だけど、取り戻したい気持ちを、一日前の日付けでアップすることによってあらわしてみよう。ちなみに現在12日の夜中、でも11日の夜中のつもりで書いてます。

 占いはあまり信用してませんが、四柱スイメイによると今年の運勢はよくないらしい。正月にひいたおみくじも「凶」で、内容はそれと良く似ていた。待人来ず、探し物出ず、生き死には死にたり…など、どの項目をとっても酷い酷い(もう一回ひいたくらい…笑)。
 でも遠からず、って感じで、年明けからあまり外に出ず自宅作業ばかりしていてアタマだけが興奮したのか眠りが浅くなり、体調がだんだん悪くなってきた(ほぼ毎日明け方の3時ごろから朝の『ほんまもん』終わって2時間くらいは起きていたか。こりゃ悪い。悪いといえばすずさんっていじわる!憎たらしいね)。一昨年だったか、ものすごーく調子悪くなったことがあって、その時の「プチ版」といった感じだ。睡眠をしっかりとれればたぶん良くなる。これからぐっすり寝るので起きたら天気も良く、不思議と体調が良くなっていた(新しい話法の試み)。
 とにかくあらゆる面がダメ、という運勢なのだが、皮肉にも仕事運だけは良いらしい。それもなんだか当たっていて、正月あけてから(いつあけるのかはいろいろだが)個人、バンドもの問わずに、いつになく関連の連絡が多い。中で個人ものは特に心配で、具体的な発注がされていないので手をつけられないものも多く今はまだ大丈夫、だがやがて頭と身体とがパンパンになって健康運が下がって行くという運勢なのだろう。

 推命ってこんな漢字だったか。水命、違うなあ。推明。くつけるとわかるかな。四柱推命、わからなかった。

 今日の(11日)プログラムは3つ。内訳はまずDCPRGの新年会、打ち合わせ1、打ち合わせ2。

 新年会は主幹の菊地さんの仕切り、屋形船で船遊びという、それはそれは楽しくて仕方のないイベントだった(麻布十番温泉とどっちが良いか?という二択だったのだが、こちらが当選したのだ)。中では各自隠し芸を一人一つづつ披露、なんてことはせず、ただただそれぞれ勝手に飲んで食べて気がつくといつの間にか2時間半経っている、というぐあい。波が高くて船酔いしそうだったけど天気が良かったので、午後2時スタート(浅草橋〜お台場〜浅草橋)で4時半まで、太陽の光線の角度や色みの移り変わりを存分に、しかも船上で楽しめたわけだ。最高です。たぶん、はしゃいで写真撮りすぎた(しかも絞りとシャッター速度のことをほとんど忘れてた)。メンバーによっては船酔いで時おりダウンしていたりしたが畳敷きだからそれも良く、小学生の遠足なみの盛り上がりだったな。菊地さん、どうも。一年間しっかり働きます(笑)。

 その2。に行く前に電話が鳴って、来週と再来週のの火水空いていないかという。近藤君ではないが講師ものの仕事のようだ。電波が途切れがちなので、明日連絡を取り直すことにする。よし、わかった徹底的にやりましょう。
 あんみつを食べようというみんなに後ろ髪をひかれつつ電車に乗り、とある場所での打ち合わせに。行ったのは巨大でピッッカピカで素敵すぎる外資系の企業のビルの8階、ここほんとすごくて、ガラス張りで程よい高さの天井、センスの良いカラーでコーディネイトされた(書類フォルダーまで一つに統一されている)広〜いフロアにそれぞれ一台ずつMacintoshの置かれたデスクが程よく並び、もちろん程よい観葉植物、フロア全体には活気があって、部長、いやクリエイティブディレクターの机にはシアトル系コーヒーショップのフタつき紙コップ(に入ったコーヒー)、社員のみなさんもこぎれいな方ばかりで、フロアのあちこちで書類を片手に持った3〜4人のグループが立ったまま、あるいはカンプやモニターをみながら、ぼくたち仕事できます!って感じで打ち合わせをしている(これが演出っぽいのだ)。ハリウッド映画に出てくる有能な主人公の通うオフィス、でなければユニマットのCMで出てくるあの感じです。こんな、先進を絵に書いたようなオフィスって実際あるんだなあ、となんだか楽しくなっちゃいました(笑)。
 15分打ち合わせ、45分雑談。内容は今月後半に録音予定のCMで画面も音も2タイプ。難易度D。デモは来週中。スタジオや演奏者の手配も必要。あ、個人メモだ。どこにメモしたか見つからなくなりそうだ。

 その3。築地に移動して新番組の音楽打ち合わせ。さっきの場所とは対照的に「実」のみをとったような事務所だ。程よい散らかりと整頓のバランス。4人で対座してそれぞれが余裕で書類を広げることができる大きな机。これは仕事の効率を上げるには必須アイテムかも知れない。欲しい(置く面積含め)。
 内容は充実しすぎの6時半から10時までびっちり3時間半。曲数はそんなに多くなくアレンジも薄めの方が良さそうなので手間はそんなにはかからないが、各シーンそれぞれにピントのパッチリ合ったアイデアが不可欠(ほんとうはいつでもそうだし、そうやってるつもりだヨン)。一週間後にメインテーマと、タイトルのサウンドのデモ持参でもう一度集合することに。これで宿題が二つ。こっちは栗コーダー中心でつくります。

 今日は暖冬(黙認希望)なので、冬のコートだと暖かすぎて地上でも酔いやすく、おまけに早朝から起きているもんだから、帰りは健康運が低下した。帰宅したら事務処理があって時間かかりさらに低下。くたびれるとよく眠れるので翻って少し上昇。


60.jpg 512×355 (original size)

富士山関連のシリーズもこれで一時終了になります。帰りの高速道路の料金所。気合いの手持ち撮影。次回画像アップ計画は未定。

[link:60] 2002年01月13日(日) 06:48


2002年01月10日(木)更新記録更新できず

 なんてこった。ついに時間が遅れつつもやっていた毎日更新ができなかった。悔しいので10日づけで、その時書こうと思っていたことを書きます。

 9日づけでやや勝手なことを書きましたが、わかってもらえた方にはわかっていただけたようで、感謝します。ひきつづきよろしくお願いします。リコーダーTシャツの件ですが、竹智君とやっと話せました。まだ処分はしていないので時間の余裕のある時に確認してもらうことになっています。いずれ報告いたします。


59.jpg 512×341 (original size)

これは「カヤ」(たぶん)その2、同じ場所でのもう一枚のカット。さりげなく、どっちがお好みでしょうか?と、誰となくきいてみたりしてみたりして(返事を書く余裕がなさそうなので小さな声でしか言えないのだね弱気)。音楽もそうだけど、写真も、絶対に(というとは絶対ない!…笑)良い悪い、がはっきりしている場合と、各人の好みで評価が分かれる場合があると思い、そのあたりが自分でよくわかったいないから、人の意見と言うのはじつに参考になるのです。

[link:59] 2002年01月12日(土) 16:21


2002年01月09日(水)宇多田ヒカルはサボってない

 たまたま見たのだが、これは昨年12月の週間文春の近田春夫氏の連載「考えるヒット」のタイトル(部分)で、概要は、つまらなくなったアーチストは新人の時に持っていた「(創造への)モチベーション」の維持ができなくなって、それが曲に出ちゃう。作りたい、と、作らなきゃは動機の種類が違う…などとというようなことが書いてあって、思わず切り取ってしまった(嘘)。言い回しを含めてあまりに絶妙なので全文を引きたいところですがこれでも引用しすぎだ、さておき、自分もいつも何となーく考えていることをこんな簡潔にピシャリと表現できるなんさすが!これまた参りました。
 マーケットの規模は違うけど、これは自分にも栗コーダーにもそのままあてはまる。ライブをやるにしても、CDを作るにしても、受注の仕事にしても、このことが最も重要な項目なのは間違いない。このモチベーションの欠如したものの回りには人は集まってこない。「曲に出ちゃう」とあったけど、ほんとうにそうで、人はこういうことにものすごく敏感だ(昨日観たアニメ『サクラ大戦』もそうだったけど、技術もすごいが、やはり一眼となったこのやる気、これに感動するのです)。
 ムチャクチャな話だが、発注通りに作られたつまらない音楽と、発注からずれているけど面白いのではどちらが良いか? ありゃ、これは微妙だ。例が良くないね。まとにかく、仕事にしてもバンドにしても面白がってやることが大事ですがんばろう(このことはまた考えてみる)。

 さて掲示板では、昔作ったグッズのTシャツが人気で、そのことはじつにありがたいことで、リクエスト、嬉しく思います。しかしながら、さっき書いたことはグッズ制作にもあてはまるわけで、売り切れたものを新しく作り直すことはまずないと思います。
 ファンのみなさんは「そんなケチなこと言わなくてもー」などと思われるかも知れない。ちょっと説明すると、それぞれのグッズは、アルバム発売やら、本の完成がライブに間に合わなかった時の、こう、何と言うかプラスやマイナスの凝縮したエネルギーの作用があった上で出来てきたものであり、そういう意味では自分達にとっては一回のライブ、一枚のアルバムと同じようなものなのです。
 そう思っている僕たちに「また作ってください」と言ってもらうのは、とても嬉しいけれども「あれと同じアルバム作って」と言われているのに近いニュアンスで受け取れてしまうのです(極端な言い回しですが)。これは僕がこういうことに、より敏感だということであり、他のメンバーはまたちょっと違うかも知れないので何とも言えないのですが。なものですから、リクエストしてくれる皆さんはまったく悪くないので誤解なき様願います(これからもリクエストは遠慮なくガンガンしてください。ただ、それに応じられるかどうかは別な話になるので、フムフムと楽しく眺めさせてもらいます)。
 問題は、デザイナーの竹智君含め、僕たちが商売の能力が低いと言うことです。だいたい一枚売るたびに数百円の損をするようなグッズなんて普通、作りませんよね(ばかりこうTシャツ…大笑)。
 お店を次々に何軒も作っていったり、どんどん事業を拡張していけるような商才のある人は、たぶん売り買い自体の面白さに魅力を感じることが出来て、それを心底楽しんでやっているのでしょうね。いいなあ…。とにかくウチらはそういう能力は皆無である、と。
 ではあるが、こういうニーズが数多く出てくるのであれば、それに対応できるシステムは考えた方が良いだろう。と思っているところではあります(なるべく実行するのに苦痛の伴わないもの…笑)。得意な人にはほんのちょっとのことでも、自分には高い敷居なので、うまく行くかどうか分かりませんが、あくまでいやなことは出来ないのでご安心を(こんなところにも『しなきゃ』は出ちゃう)。そして気長にお待ちを(笑)、ということで。

 Tシャツのことを言いたいために近田さんの文章を引いた、のではなく、近田さんの文章のことを書いていたらTシャツの話になった、というのが今回の道筋です。Tシャツのことはずっと考えていたのでちょうど良かった。現状の確認ですが「ばか」「りこう」Tシャツは品切れ、再版(販)なし。「リコーダーTシャツ」は竹智君に問い合わせ中。

58.jpg 512×347 (original size)

そろそろ終わりか、富士副産物その5。たぶんカヤだと思う(自信なし)。日が暮れてから街灯の灯りで撮ってみた。ところでススキが案外むずかしい。うまく撮ってみたいのだがなあ。

[link:58] 2002年01月10日(木) 08:16


2002年01月08日(火)冬の角川アニメ超豪華4本立て

 年末年始は現像屋さんも休みになるのでつまらないね。撮った感触をおぼえているうちに出来てきたもの見て、喜んだりがっかりしたりしたいのに。デジカメはその点すごく便利だけど、その場で結果がわかりすぎる。写真が仕上がってくるまでのあのワクワクした気持ちが味わえないのは残念だ。手段の目的化、というのがフェティシズムだとすると、これってそれ。さておき、撮ったフィルムがたまってしまったので、ラボに持って行った。
 仕上がるまでの2時間、近くの映画館で「冬の角川アニメ超豪華4本立て」を観ることにした。去年劇音楽を作った「あずまんが大王」(TV放映に先がけての劇場公開)が目的だ。
 場所は新宿パラス2という映画館で、古めの建物がちょっとすてき。自然な壁の汚れとか、くすみ、なんかは新しく出来たテーマパークじゃ真似できないからな。客席はけっこう広く、アイマックスシアターの様な急な傾斜でスクリーンが見やすそうだ。ここはいいな。好きだ。入りは1/3くらいで、客層が極端に片寄っている(笑…自分も客席に座ることでその片寄りに加わっているわけだが)。
 最初がその作品だった。試写に行けなかったので完成品は初めて観た。何曲作ったか忘れたが(7〜10曲の間。各種テーマの発注を受け、汎用性の高い構成で1曲が2〜4分のものを作り、納品)、5分間ですべての曲が余白なしに少しづつ立続けに使われていた感じだ(作曲者としてはとてもありがたい)。今回はそれを追うだけで精一杯、あっと言う間に終わってしまった。中音域に音を集中させすぎたか…と思った以外客観的、主観的な意見はあと数回観ないと、または半年くらい経たないと言えないだろう。
 時間もあるので後の作品も観た。2本目は「デジキャラット/星の旅」(体感で15分)。3本目「スレイヤーズぷれみあむ」(同40分)。音楽を軸にしてぼんやりと観た。後者では服部隆之がフルオケできっちりとした仕事をしていて、スコアから余裕、貫禄すら感じられる。氏の仕事(面識はない)はオーソドックスな中にもちょっとした特徴があって、ぼくは「王様のレストラン」からこっち勝手に注目しているのだが、どれも素晴らしい。
 最後の「活動写真/サクラ大戦」(体感1時間35分)は、大ヒットしたゲームソフトを映画にしたものらしい。これは良かった。予備知識なしで来のだが、驚いたことに「キョロちゃん」の本郷みつる監督作品で、その守備範囲の広さにびっくり。やっぱ力あるなあ、参りました。
 スコアも適確。やはりフルオケスタイルだが、平面的な音なのでシンセに聴こえた。シンセでも書方が適切ならこれくらいの感じは出せるのだな、と思ったのだが、スタッフロールを見るとどうやら生のオケらしい。録音後に大幅に手を加えたのだろうか。オリジナリティーは感じないが、劇音楽としてはベストのかたちで、自分の理想でもある(何にでも応じられる筆力が欲しいものだ)。田中公平という方の仕事だが、さぞかし方面では名のある方なのではないか。

 写真ができてきた。ここのところずっと朝の東の空を撮っていたのだが、毎日雲もなく、濃紺から赤を通って黄色へのグラデーションが美しい(昨日は明け方天気が悪かったので撮らなかったが、このことは失敗だ)。富士山の回りも同じような朝焼けが出ているのか、気になって仕方ない。

57.jpg 512×352 (original size)

もう少し続く、富士副産物その4。湖畔に群生するアジサイのまわり。落ち葉に霜がおりて凍っていた。本当はもっと拡大したいのだけれど。

[link:57] 2002年01月09日(水) 11:15


top profile discography schedule blog twitter facebook order other
contact us

Copyright(C)1997- The Kuricorder Quartet All rights reserved.

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。