日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　新しく始まるシリーズものの映像（短編いや、超短編かな）の音楽を作っていて、これがいつものことながら準備が遅れている。いい意味で困っているのです。
　ほぼ完成している映像をみながら頭の中では音楽は無限に広がっていて、この段階ではまとめ方は１００通り（例えていえば〜）とかあって、この時期がなんだかとても好きなのだ。その中から「この方法で行こう」とセレクトをした段階で他の可能性はなくなるわけで、これがなんとなく寂しい。ぼくは仕事や宿題はまぎわにならないとはかどらないタイプなのだけれども、それにはこんな理由もあるのだなきっと。…捨てるのが苦手です。

とか書いてないでそろそろ続きをやりましょう。そう、今日の横浜は近藤君だ。行けそうにないけどがんばってね。

ざぶとん一枚！（あの人は顔のふりしたマイクなのだ）！2001/8/22-tついでに写真もうまい。きっちり撮れてるなあ。さてはおぬしも水面下で修行を…。これから事務仕事いきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　おー、昼に一瞬外に出たらすごいですね。また夏か。いいでしょう。これでアイスコーヒー用の豆が無駄にならなくて済むぞ。こんな日は外でコントラストの高い写真でも撮るか、と思っていたら曇ってきた。じつは外出の余裕無しなのでちょうど良いね。ふふふ。
　きょうは自宅で完パケ（音源を完成させる）作業があるのです。ここのところパソコン作業の大半をPowerbookでやっていて、嫌いなトラックパッドに慣れるためにマウスをつながずに本体だけで操作してみているのです（BBSの書き込みの誤打が多いののそのせいもある。顔（目）からの液晶画面の距離、と、手とキーボードの関係がいまひとつうまくない）。
　で、デモ音源くらいなら「自分をきたえる」ためにトラックパッドに外付け１０キーで、やっているのだけど、いつもドラッグして領域を選択するのがもどかしい。完パケならひとつ、と思ってアップルキーボードとマウスつないだら、こりゃあやりやすいやー。ほれクリック、クリック。あー楽しい。いいねマウス。これが言いたかったのです。
　あ、でも外付けキーボードからだとタイプしたときにややタイムラグがあるかな？どうなんだろう。ではまた。

　久しぶりに撮った写真をスキャンしてみた。デジカメならもっとひんぱんにアップロードできるんだがなー。画像はこのあいだの横浜のですが、関島さんと桜井さんが認識できるかな？というくらい広いですねー。
　ところでこの日が初日だったようですが、奈良美智さんの展覧会がここで始まっています（１０月までやってるんだね）。奈良さんの絵は一度みたら忘れられない何かがあって、ぼくの中ではたまの知久君になんだか似てるのです。知久君本人にか知久君の描く絵に、かはわからないのだが、なんだか同じ匂いがするんだな。ボソボソ…。
　さておき、というかところで７月からやっている相談音楽というイベントに参加していますが、親分、つまり相談芸術家の小沢剛氏はじつに面白いことやってまして、----まず本人がめちゃくちゃいい感じなんだが----今まで知らなかったのがじつに不覚でした（脱力感がツボ。でも芸大卒なのね。でもっつうことないか。ないね）。この人がやはり横浜でトンチキハウスなるものをオープンするらしく、それもそれもきっとなんだか面白いに違いない。だってトンチキハウスですよー。勝手に関係URLを載せておきますのでぜひ面白がって下さい（オレ不覚だから、すでに知っている方も多いのでしょうね、とも思うものの）。

http://www.tonchiki.com/
http://www.happyhour-jp.com/
※上は小沢さんの、下は奈良さんの。二人は仲良しらしいゾ。

　ぎりぎりか、もう残暑でしょうか。いやまだ良いでしょう。みなさまいかがお過ごしでしょうか、微妙な暑さの８月です。ひさしぶりの更新です。日々あれこれありますが、こちらはほどよくやっています（近藤君のがみょうに面白い。どうしたんだろ…笑）。
　公園にも書き込みがあったりもするように横浜美術館シリーズが始まりまして、ずいぶん先のことだと思っていたらぼくの回も今週末と近づいてきてるのですなー。１１日に、会場の下見も兼ねて関島＋桜井デュオを観てきましたが、時々くぐもるギターの減衰音とリコーダーの生音の柔らい響きが楽曲、演奏とあいまってじつに心地良かったです。
　僕は１８日に、ハーピーのドラマーのイトケンとデュオをやります。イトケンはドラマーでトイ奏者、曲も作る上に、クリムペライと友だちだったりもする羨ましいやつで、レコメン系の第一人者（レコメン系、じつはオレもよくわかってませんが…笑）。でループ作りのセンスが秀逸で、二人で集まってループを作って遊んでいると、１０分や２０分すぐ経ってしまうのです（ここでいうループというのは出した音を装置に通して反復させるということであります。自分はなかなか思うようにいかないのですが、たいへん面白い）。
　今回の横浜は３０分間でけっこう短いのだけれど、そんな低刺激な、流しっぱなしししておいたら心地良さそうな音楽をやろうと思っています。もし来て下さる方がいたならばぜひ、横浜美術館新聞でも読みながら、ながら聴きしてもらえたらと思います（会場はとても広くてびっくりだが）。ちなみに次週は近藤君が何とソロ。次は川口君がトリオ。最後が栗コーダーとなるわけですが、毎週聴けるといろいろ面白いだろうなあ。

ミーティング時の音出しの一部をここに置いておきます。当日はまた違う音になるでしょう。http://member.nifty.ne.jp/Harpy2/kuriito.html

それとイトケンのウェブを。http://www.members.tripod.com/~itoken0/

ついでにアーティスト写真も（笑）。