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日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己


2003年05月19日(月)デートコースのリハーサル

今日はデートコースの録音のためのリハ14〜20時。ブラスもいっしょに音出してるから、カビくさいスタジオが男所帯でぎゅうぎゅうなのです。最近はバンドメンバーの集まりが良くて1時間もしないうちに音が出てる。すごい! なにしろ菊地さんが遅刻してこないんだよ。

新曲がなかなか難しい。いや、自分にとっては前の曲もいまだに難しいんだけど。今日のブラスのフレーズは壮絶だったなあ。音符の打点の位置が、体感で「ここに置きたい」と思うような場所からはずしてあったりして、しかもそれが譜面になるとものすごく読みにくくなってるわけで。これは譜面の書き方がどうのってことじゃなくて、つまり一般的な記譜法に適していないフレーズだってことなんだな。例えば五線をタテに均等に分割してマトリックスを作ってそこにリズムボックスのエディット画面のように●×で音符を置いていったらかなり読みやすいんじゃないかと思う。
|×●××|×●××|●××●|××××|なんてのを五線と併用するわけ。てなことを考えてないで自分のパートをよく練習するべきだな、オレは。

ところで菊地さんによると、ある朝調子が悪くてテレビつけたらピタゴラスイッチをやっていて(初めてみたらしい)それでぐあいが良くなったんだって。あれ音楽、栗原さんなんでしょ、ってことで、一生懸命作ってほんとうに良かったなあ、なんて心から思ったよ。あれ、出かける時間?今日もリハなのです。ビリは避けたい。いってきまーす。

[link:112] 2003年05月20日(火) 13:21


2003年05月26日(月)ティアラこうとう

今日のライブ、良かったぞ。数カ所ショボい部分もあったが、演奏クオリティーは自分内では過去最高値を記録!か…。関島さんの21日の日記にもあるが、会場との相性がとっても良かったんだと思う。響きの質がとても良い。たいていの会場はリハ時はよく響き、でもお客さんが入るとその大部分が吸われちゃうのに、ここは気持ちいい部分はちゃんと残ってくれていて、やりやすかった。音楽に集中できた。ぜひまたここで演奏したいなあ。
それと、いらしてくれた皆さんの、なんだかとっても良い雰囲気も良い演奏の要因かと思います。ありがとうございました、心から感謝します。

※5月19日付けの日記は時勢がおかしい。19日の夜中に書きはじめて途中で寝ちゃって、続きを、出かける前に書いたのでこんなことになったんだね。気をつけよう。翌日分も途中まで書いてまた出かける時間がきて、そのままになっちゃって、UPしそびれた。どうするかのうー。

■重要■

ところで『ジャム・ザ・ハウスネイル』今日(月曜)を逃すと後がない。まずいぞ!

第10話 ジャム、海へ行く(新作)
 
 NHK教育TV 5月26日(月) 8:25〜8:30、16:15〜16:20
 

[link:113] 2003年05月26日(月) 02:38


2003年05月27日(火)デートコースペンタゴンロイヤルガーデンのレコーディング

一日目。オンエア麻布スタジオにて23時すぎまで。ブラスも含めて2曲。人数多いから差し入れのお菓子が夕方までに全部なくなるって、こんなレコーディングなかなかないと菊地さんと仰天。だって歌舞伎揚げはいいとして、カントリーマームまで空になってたもん。

ベースの演奏は、いつもなかなか思ったようにできなくてなんだかなー。演奏しながら「うわ、今んとこダメなフレーズ弾いちゃったんじゃないの」なんて思ったりしてるうちに構成間違えたりなんかして、それがまたいいテイクだったりして、オレってダメダメなプレイヤーだわー。と情けない気分もまじりつつ終了。上手い人呼んで演奏してもらう方が楽だねー。他のみんなはすげーかっこいいんだよー。

疲れました。ふだん味わわない疲れで、これは何だろうね。ベーシックでは2〜3回づつしか演奏してないんだけど。たぶん演奏の時に力入ってんだろうね。必要な力と余計な力があるんだろう。余計な力だけ抜きたいんだけど、今のようなペースのベース弾き(あ、韻ふんだか)じゃあ、何年かかっても無理だろうねえ〜。そんな人生ね。明日も難しい曲ある。

※ところでジャムの留守録、昼に確認したところ失敗。ドレミノテレビが入ってた。でも大丈夫午後の部を仕掛け直したのであーる。

[link:114] 2003年05月28日(水) 02:16


2003年05月28日(水)デートコースペンタゴンロイヤルガーデンのレコーディング2

二日目。オンエア麻布スタジオにて23時すぎまで。今日は昼の部がリズム、夜がブラスセクションの二部構成で2曲。昨日のここを見てイトケンがお菓子を持って立ち寄ってくれた。コンテンツはよっちゃん丸ケース入りとブルボン袋入りホワイトロリータ他いくつか。ルマンドが現存しているとは知らなかった。涙の再会。ジェイスンはよっちゃん丸が気に入ったみたい。アミノ酸が旨いんだよねー。そうそう、ここのスタジオはオーダードまかないがあって、それがけっこうおいしくて、でも数に限りがあって、つまりうちらは人数が多すぎて注文することができないんじゃ!今日はごぼうハンバーグほか。心残りなり。

内容は……、なかなかなんじゃないかなー。すげーいい!ってオレの口からは言えないですしね、いやー。心残りのあるのがレコーディングというものなのかも。

と、28日の夜思ったことを、今29日の出かける直前に書いてます。さっき気付いたけど、26日の記録は25日づけであげるべきだったな。間違えた。


[link:115] 2003年05月29日(木) 13:59


2003年05月29日(木)デートコースペンタゴンロイヤルガーデンのレコーディング3

三日目。オンエア麻布スタジオにて26時すぎまで。一曲目はリハもしてない曲。2つのドラムから始めて、順にベース、ギター+パーカッション、ブラスセクションの順に録音で、これが13時〜20時までくらいだったかな。これは菊地さんのやりたいことがわかるのにその場で対応し切れない自分てのがあって、そこが悔しいねえ。それから夕ご飯食べて何やったか。もう忘れたか。二曲目か。これも新しいやつ。いや、ホーンのソロ数曲分が先か。みんなソロすごいねほんと。しびれた。作業の順はやっぱ忘れた。この新しいのもけっこう大変だった。持久力はわりとついてきてはいるつもりだったけど、10フレット分くらいポジション移動のある一小節を延々繰り替えしているうちに2回ほど左薬指がつりそうになってあぶないところだった。ダメなところは編集ヨロです。すまん。と、自分はセクションの変わり目に弱いことを確認。それともう一曲録ったが、これはライブでもやってる曲だったので意外と楽だったかも。でも堂々と一ケ所間違えたので、差し換えさせていただきました。あ、その前になんかもう1つやってないか。そうだ『菊栗+高井』だ。んで最後にローズをダビングした筈だ。坪口さんはもう自由自在でまったくうらやましいね。さて、これで今日は何曲やったんだろう。

てなぐあいで、だんだん演奏に慣れてきた頃にベーシック録音終了となりました。あと三日くらいやったらもう、めちゃめちゃいい感じの演奏ができそうなんだけど(これ続けたらほんとうまくなれるぞ)。海外に仕事で二週間滞在なんてして、ようやく外国語に慣れてきたところであれま帰国、って感じだなこりゃ。そうそう、今日は一曲、ホーンセクションに坪口芳垣栗原で特別に参加させてもらって、それがなんだか楽しくてねー。トップが佐々木史郎さんのセクションのセカンドトランペットが芳垣さんなんてなんてすてきな。ちなみに坪口さんがファーストフレンチホルンで、オレがファーストメロホンだけどね。ウォルターピストンの管弦楽法によれば、ファーストメロホンは通常はファーストフレンチホルンのオクターブ下のユニゾンでレイヤーさせるのが基本だが、今回もそれにのっとって「サウンズグッド!」となった。すまん嘘です。

なんてことを別にしても録音てのはなんでこんなに楽しいんだろうね。最後までスタジオで雑談なんかしてたのは、自分内最終日だったからか。この後2〜3日ダビングがあって、それから編集とミックスになる筈。菊地さんが倒れないことを祈る。

※ここでもアシスタントの働きぶりには感心する。あんなややこしい曲のロケートポイントを、オケ録ってすぐにマーキングできてたり。優秀だなあ。パリ録音じゃなくて良かったねー。

[link:116] 2003年05月30日(金) 05:43


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