■■■ 栗原さいきんやった仕事覚え書き ■■■



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3月25日 「Jam the HOUSNAIL 5」デモ出し
 96年から年一話のペースで制作の、短編5分間NHK教育TV粘土アニメ「ジャム」も今年でやっと5話になる。第2話と同様、今回もハウスネイルたちの演奏シーンがある(ほんのちょっとだけだけど)。その部分に使われる楽曲だけは先に作っておき、その譜割りに合わせて撮影をしていくダンドリなのだ。コマどりの撮影、とてつもない労力だと思う。気が遠くなる。あっ!クラクラ……。バタッ!(不安げなBGMとSE)だ、大丈夫ですか!?なに、た、ただの疲れさ…。失礼しました。なので、演奏者全員分のアレンジもきっちり決めておかないと都合がわるい。よし、決まった。


野村辰寿監督


 シンセで作ったデモとスコアを持って、監督の野村辰寿氏の仕事場に行く。今パーツを製作中なのでひどく散らかっているという話だったがそうでもなく、「散らかし具合を計るモノサシ」が違っているのだということを認識。野村さんは、精巧なオリジナルのプラモデルを作っているかのようなこまか〜い作業の最中だったが相変わらずイイ感じなのだ。模型はじつに……、おっと、放映前に詳しく書くわけにも行かない。作業中なので簡単に曲の説明をして帰る、前に写真を撮らせてもらった。模型が写ってないほうのを出しておくのが人として正しいオコナイだろう。ただいま製作中だが放映は5月末か6月ごろだそうです 。
3月21日 CM:SSK野球用品「さあ、野球をしませんか」
 草野球の、晴れ晴れと楽しくってウキウキする感じを音楽で醸し出したい、というような明快なオーダーで、ならばオケもあまりカチッとしてない方が良い、ということで生で録ろうということに。芳垣安洋(dr)、近藤研二(eg)、知久寿焼(mandorin)のみなさんに僕がベースとピアニカをやりました。栗コーダーで笛ものの生演奏は時々やるんだけど、CMでリズムセクションが生っていうのは最近めったになく、おまけにコンピュータの打ち込みによるガイドも使わず試行錯誤もすべて生でやったので、わりと手間がかかったけどじつに楽しく音楽が作れました。MIXは2種類、ピアニカと知久君のマンドリンのバランス違いのものを作っておく。  
 演出の山本真也氏(栗Q+知久君でやった『煮物上手』も彼の仕事)による画面もじつに見事。放映は4月から、プロ野球巨人戦で流れます。


 



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