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栗公園:20070511134856

kurikouen.gif栗コーダーカルテット掲示板「栗公園」へようこそ。
以下の注意点を念頭において今日も1日、楽しく過ごしましょう。

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[1078]ニューヨークの一週間【川口】2007年05月11日(金) 13:48:56

ただいまニューオリンズからニューヨークへ移動して2日目の深夜です。さっきコーネリアスを見て来ました。いい雰囲気の会場で満場のお客さんも盛り上がってました。素晴らしい。昨日の9時頃に宿にチェックインしたのですが、それからハーレムのアポロ劇場のアマチュアナイトでも見よっかな、なんて出かけたものの終わってて、その近くの有名なバーでジャズのライブを見ることにしました。最初はかなりしょぼくれた演奏だったので、こりゃ困ったななんて思っていたら、実はその時ドラムを叩いていたのはスタッフの親父だったようで、本当のドラマーにかわったらかなりの力量であった。その上、次のステージではたまたまやってきた友人らしきサックス吹きが全面参加で素晴らしい演奏を繰り広げた。それもサックス生音。う〜ん、こりゃかなわんなあ。そんなわけで、思わぬ具合にニューヨーク初日は楽しく過ぎていったのであった。

このトピックに対するレス

  1. ん、どうも勢いだけで書いてて、何書いてんだかわかんないなこりゃ。ま、いいとして、2日目朝は、ニューヨークフィルの公開リハーサルに行こうと思ってたら、起きたらとうに終わっている時間だった。朝9時半からって早いよねえ。前日の移動の疲れもあったので、午後からぼやぼやとセントラルパークを散歩。ミッドタウン側の入り口の屋台で安っぽいバンズって言うのかな、パンにフニャっとしたソーセージが挟まれたいわゆるホットドッグと塩っぱいプレッツェルを食べながら池、スケート場、回転木馬と横目に見て、最後にザ・モールを真っすぐベセスダ噴水に向かって歩いてそこを右折、セントラルパークを出て目的地に移動。フリック・コレクションに到着。【川口】2007年05月12日(土) 00:59:38
  2. フリック・コレクションに関しての所感などけっこう書き込んだところで、全部消去してしまったのでがっかりしつつ、時間もないので出かけることにする。フリック・コレクションがいままで行ったことのないタイプの小さな邸宅美術館だったので、今回の滞在はこんな場所をもう少し回ってみようと思う。興味のある方は検索してみて下さい。それよりも今、東京でもかなりいい美術展をやっているので、お時間の許す方はまずは出かけてみることをお薦めします。【川口】2007年05月12日(土) 02:07:05
  3. 今日は、微妙な時間ながらグッゲンハイム美術館に出かけてみました。金曜日はちょっと遅くまで開館しているのです。ところが、なんとリニューアル中でメインの展示はほとんどない状況。かろうじてカンディンスキーとピカソを多めに並べて華やいだ感じを出していたようだ。たぶん、いろんな国の企画展に貸し出しているのだろう。そんな中でもなんとか幾つかの気の利いた企画展を開いて難をしのいでいる感じも悪くない。とくに、この機会にフランク・ロイド・ライトの作ったこの建物自体を検証しようという展示に力がこもっていて良かった。二時間ほどで一回りして、それでもへとへとになるのだが、夜のコンサートに移動開始。ちょっと遠い会場なので間に合うか不安。ニュージャージー州にあるコンチネンタル航空アリーナで行われたのは、ロッド・スチュワート。すでにニューオリンズで見ていたのだが、その時にあんまり良かったので、じっくり見たいと思ったのです。今回のジャズフェスのハイライトだったと思う。で、やはりバスの乗り継ぎなどの具合で30分ほど遅れて到着。でも満喫しました。アンコールのマギー・メイ、泣けたなあ。【川口】2007年05月12日(土) 13:34:21
  4. 週末になりました。やはりフリーマーケットに行くのは定番でしょうか。シティー・バレーのマチネにも行きたかったんだけど、一日にできることは限られているってことね。今回は毎日美術館に通うのを目標にしてるので、集中力的にも無理と言えましょう。どうしても深夜までライブ見てると、昼からのスタートになってしまうのは年のせいですかなあ。【川口】2007年05月13日(日) 01:53:41
  5. やはり今日も午後スタートになってしまった。昨日は小さめのフリーマーケットを軽く覗いたあとはノイエ・ギャラリーっていう小さな美術館へ行きました。ここも12歳以下入場禁止という、大人向けの落ち着いた場所ってことで気になっていたのだが、たまたまゴッホ展開催中で大にぎわい。通常展示はほとんど外されていたようだが、ここの企画も気合いの入ったセレクトで、エゴン・シーレやらクリムトの作品におけるゴッホからの影響なども検証していておもしろかった。ゴッポのセルフポートレイトも、アムステルダムのゴッホ美術館、ワシントンD.C.のナショナルギャラリー、メトロポリタン美術館などから集めて4枚も並べてあったり。もしこの企画展が日本で行われていたのならもう一度見たいくらいだった。それはともかくとして、グッゲンハイムと同様に通常の時期にまたゆっくり行きたい場所だ。ここも閉館ぎりぎりまでいた後、宿に帰る途中でたまたまロックフェラーセンターの前を通ったので、20年ぶりにオープンしたという展望スペースに昇ってみた。19時過ぎのこと。いつまでたっても日が暮れないので、日暮れから日没狙いが全く外れて、薄着で寒い中一時間半ほど時間を潰したものの半端な時間に地上へ。そのまま元スピリットエンズ、クラウデットハウスのティム・フィンのライブにかけつけたもののすでに終了しているという時間配分ミス。どうもニューオリンズのゆったりとしたライブ開始の習慣に慣れてしまったようで、こちらの結構タイトな開始時間にまどうこと多し。せっかくなので22時半スタートのライブが幾つかある中で、一番小振りなジャズクラブを選んで行ってみた。ひとつ目の古手のサックストリオもなかなかだったが、24時に別の若手のセットに替わり、このギターリーダーのクインテットが実によかった。今日の二度目のポイントはここにあったかと思うとむしろ得をした気分であった。【川口】2007年05月14日(月) 02:51:33
  6. 昨日もフリーマーケットにちょっと寄ってみた。以前にも何かで書いたように思うが、FLEA MARKET 蚤の市が正式ですな。でニワトリ柄のちっちゃながま口を買ったら20ドルもした。値段ともののバランスが微妙だったんだけど、おかあさんに送るの?偉いねえ、今日は母の日だしね!みたいなこと言われて買わざるを得ない雰囲気になってしまった。おふくろに贈る前提で見つけたわけではなかったが、まあいいか。1920年代製なんだって。歴史がない国だけにちょい古なものにも付加価値が付きがちなのかもね。ヨーロッパの蚤の市だったら、まだまだ最近のアイテムだと思うんだけどどうなんだろ。そのあとは久しぶりにブルーマンを見て、そのあとはラテンジャズのビッグバンドをバードランドで、いろんな時代の元マイルスバンドの各パートが集ったカルテットをイリジウムで、高級クラブのはしごってことですな。マイク・スターンのギター、ジョージ・コールマンのサックスというふたりのフロントマンよりもリズム隊のすごさが際立っていた。ジミー・コブよかったなあ。ベースはいままでニューヨークで見たライブの、どのセットの人も良い。層の厚さを感じますね。ギターは一日前に見た若者のほうが圧倒的に魅力的だったが、ぼくの好み的に、フルアコでアンプ直結、おもに指で弾き倒す若者のほうが、コーラスっぽい音色でピックで早弾くマイク・スターンよりも心にひっかかるところが多いってことでしょうか。【川口】2007年05月15日(火) 01:06:46
  7. METが月曜休館、MOMAが火曜休館となれば、おのずと帰国までの予定も決まってくるわけで、昨日はニューヨーク近代美術館(MOMA)に出かけました。新しくなってからは初めてだったのですが、展示スペースの開放感がすごかった。ジャクソン・ポロックの展示は前のほうがインパクトがあったような記憶があるが、それは当時、初めて大量の作品を一度に見たからだったかもしれない。それとは別に、初期の作品も一緒に展示されていると作家の多面性と本質が見えてくるようでうれしい。今回見た幾つかの美術館にあったカンディンスキーも同様、ジャスパー・ジョーンズなんかもそうだが、代表作だけだと印象が大きく違う人が多い。それは音楽(ロック)でいえばプロコルハルムが青い影で代表されてしまったりするのと一緒で、あまりいいことではないように思う。なるべく同一人物の作品を多面的に見ること、さらに同時代の他の人の作品を見たり、その影響された作品、もしくは影響を与えた作品なども合わせてみられると実に楽しい。今回のニューヨーク滞在を美術館中心にしたのも、今年はシカラムータのウィーン、渋さ知らズのパリを含むヨーロッパ、ロシアツアー、大熊さんとロンドン(仮)など、大きな美術館のある町にいける可能性が高く、この数ヶ月の間に各国にある同一作家の名作を続けてみることや、同一テーマでいろんな作品を鑑賞することが可能かという読みがあったからです。しかし、それに近い経験がこの滞在中にできてしまいました。フリック・コレクションに行ったときに置いてあったチラシを見て、各国の画商の集まるイベントに顔を出して来ました。MOMAの閉館時間の後に向かったのでほんの一時間の出来事でしたが、これはもう衝撃で、目の前でピカソ、ユトリロ、ルノワール、モネ、ジャコメッティ、コロー、ドガ、モジリアーニ、デュビュッフェなどなど、さらに僕なんかは名前を知らない、でも明らかに素晴らしい何世紀にも渡る美術品の数々。もちろんその全てが売買されているのです。あまりにも場違いでびびりましたが、美術館にあるものはほんの一部なんだなあってこと、誰でも名前を知っているようなもの以外に素晴らしい作品が山のようにあることが経験としてわかって実に有意義でありました。その会場に行くまでは、MOMAにある名作の数々を見た後では相当見劣りするだろうなんて、たかをくくっていた自分の見識のなさたるや。どれが美術館に飾られていても全くおかしくないのでありました。今日はもちろんメトロポリタン美術館に行くわけですが、昨日の経験を踏まえて名作を見るとどんな気持ちになるか、非常に楽しみです。【川口】2007年05月16日(水) 02:01:48
  8. 無事成田に到着したもののリムジンバス一本逃したので自宅到着は18時くらいかなあ。とはいえ荷物の整理などしてたらまたバスの時間が近づいて来た。あいにくの天気だが好きな東京の景色を楽しめるかな。一日バタバタしていたので最終日の日記はあとに回すとしまして、ただいまニューアーク空港でボーディング待ちです。なんとか無事日本に帰ることができそうですね。午前中発の便は緊張感があります。宿からタクシーでPENステーションまで行き、そこから電車で空港に向かったのですが、自分の荷物が多い上に乗客が多く、座席まで荷物が運べない状況。そんな中で車掌さんが、止まる駅ごとに開くとびらの逆側に荷物を移動してくれたりして、そんな親切がうれしい帰国直前の出来事であります。ファーストとビジネスクラスのボーディングが始まりました。まわりでは、携帯電話でお世話になった方へ挨拶する人たち。こんな会話が聞こえてくると帰るんだなあって思うのです。一般の席も、うしろの座席から搭乗し始めましたね。すでに日本語での放送も合わせて行われています。出国のときに飛行機に乗ったときから旅が始まる気持ちになるのと同様、ここで飛行機に乗ったときに旅が終了するような気持ちになりますね。では、そろそろ乗り込みますか。なんて書いてたら送信しそこなったので、いま成田から書き込んでますが、13時間のフライトの最中になんだか首を痛めまして、以前台湾で強めのマッサージを受けて首が回らなくなったときと症状が似ていてちょっと不安です。そんな状態だったので、座席上の荷物入れに入れたものを取るときにうまく覗き込めず、ひとつ小物を忘れる。それを空港係員の方に取りに行ってもらっているうちに、吉祥寺行きのリムジンバスがタッチの差で出発してしまったので一時間待ち。荷物が多いこともあるので電車はやめにしてみた。景色もいいのでリムジンバスは好きなんだが、夕方のラッシュに引っかかりそうなのが心配。17時過ぎに吉祥寺に着いてくれれば18時くらいには帰宅できるかな。【川口】2007年05月17日(木) 15:26:38
  9. 到着直後から予想できないさまざまの出来事がありまして、やっと落ち着きつつあります。首は治りつつありますが、咳が止まらず声が枯れっ放しです。ニューオリンズ、ニューヨークともに、写真など見ながら改めてまとめて栗楽屋にアップしていこうと思います。そろそろそうやって記憶を整理していかないと、2,3年したらほとんどの記憶が曖昧になってしまいそうですしね。【川口】2007年05月23日(水) 23:34:37
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